小学館文庫<br> 神名火(小学館文庫)

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小学館文庫
神名火(小学館文庫)

  • 著者名:佐藤洋二郎【著】
  • 価格 ¥451(本体¥410)
  • 小学館(2014/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094084108

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内容説明

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自分を陵辱した男と暮らし始めた女(「五十猛」)。日本海の岩窟で焦がれる男を待つ女(「静之窟」)。入水を救われた男と愛し合う女(「浮布」)など。<官能的関係を生々しく描きながら、本書には縹渺と海風が渡っている。人間の穢れ、愚かさと聖性が、始まりの風景さながらに混然としている。この豊かさに胸をつかれる>(小池昌代さん解説より)山陰地方を舞台に、男女の情欲が運命の糸に絡め取られていくさまを静謐な文章で綴り、神話的世界にまで昇華させた作品集。野間文芸新人賞、木山捷平賞など、数々の賞に輝く作家が、その評価を一躍高めた注目作を初めて電子化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Seagull

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とにかく海山の情景描写が素晴らしいです。そして男女の心理描写。底しれぬ男女の性(さが)を描きながらも、人間の本性を表現しています。短編集ですが一作ごとに感銘がありました。「湯抱」「波根」は特に好きです。他作品も読んでみたいですね。2017/10/12

世玖珠ありす

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初読みです。島根を舞台とした男女の機微を描いた短編集。島根だけあって、日本神話を題材としたエピソードが随所に散りばめてある。とても官能的な作品が多いけれど、いやらしさがない。他の作品も読んでみたくなりました。 2015/09/13

咳野

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男女の情事が全編に渡って執拗に描かれる。しかし、不思議と淫靡な感じはせず、むしろ作中における神々しい自然の存在が目立つ。筆力は成熟しているが、いかんせん短いので、食い足りないです。2012/08/07

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