内容説明
「息子のカジムを養子にして、きみの手で育ててほしい」余命いくばくもない雇い主、ファイサルに懇願され、出産時に亡くなったカジムの母に代わって、大切に遺児の面倒を見てきたナニーのエリンは快く請け合った。ところがファイサルの死後、彼の弟でザヒールと名乗る男性がアラブのクバー王国からやってきた。「病に倒れた高齢の父が孫にひと目会いたがっている」動転しつつも、エリンは子供を連れてクバーを訪れた。ファイサルとザヒールが王家の一族であり、カジムが王位継承者であるなどとは夢にも思わずに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こえん
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ヒーローのヒロインへの不信感がイケてなかったのが残念…それも彼女に原因があるわけではなく、彼の母の行動に根ざす女性・母親不信からくるものだから余計に。おまけにヒロインを騙して国に連れてったり、脅して結婚に追い込んだりと、犯罪者系な言動がいっぱい。別の作家の作品かと思わず著者名を見直しちゃった。2009/09/20
みろん
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何も知らず雇い主と偽装結婚したナニーと、その雇い主の弟で砂漠の国のシークとのロマンス。シャンテル・ショーまでシークものを描くとはびっくり。内容はリン・グレアムにちょっと似てる。2009/08/26
Mari
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★★☆2009/08/06
MOMO
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最初エリンちゃんをメイドだと勘違いして、横柄な態度をとったザヒール君。一目見て、彼女に欲望を感じたものの、相手が兄の未亡人と知ると、今度はお金目当ての悪女扱い！おまけにだまくらかして国に連れてくし、すぐに脅すし！あげくに最後の最後にもああいう事するとんでもない奴！（そこまでするか?ッてか、する権利があんたにあるのか?） でもまぁ、カジム君に負けちゃった傲慢王子様が、落ちこみながも告白するさまは、ちょっとくすぐるもんがあったし、許しちゃおっかなぁー2009/07/22
