写真叢書<br> 現代アメリカ写真を読む デモクラシーの眺望

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写真叢書
現代アメリカ写真を読む デモクラシーの眺望

  • 著者名:日高優
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 青弓社(2014/03発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787272690

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内容説明

事実を伝える透明なメディアとしてデモクラシーの価値と強力に共振/反発してきた写真は、冷戦やヴェトナム戦争といったアメリカ社会の地殻変動の下、その根底から揺らぎを見せ、新たな可能性を模索し始めた。1960‐70年代の現代アメリカ写真家の仕事に光を当てて、写真に生成してくるデモクラシーの可能性とそのイメージを探索する。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

はじめに

序章 デモクラシーの布置
 1 写真とデモクラシー
 2 アメリカとデモクラシー、その協働関係の核

第1章 公的世論の時代――透明な記録/透明な記憶
 1 匿名の視線――FSAプロジェクトの遺産と負債
 2 視線のポリティクス――「ライフ」にみるフォトジャーナリズムの興隆
 3 物語の力学――「ザ・ファミリー・オブ・マン」展の栄光と凋落

第2章 「社会的風景」の誕生――デモクラシーの身体/身体のデモクラシー
 1 自己の風景――過激にして軽やかなリー・フリードランダーの身体
 2 ストリートというトポス――ゲイリー・ウィノグランドの反応的身体
 3 誰のものでもない風景――ドゥエイン・マイケルスの身体の技法
 4 「写真に撮られると事物がどう見えるのかを見るために写真を撮る」

第3章 「それを家とせよ」――トラウマとデモクラシーのイメージ
 1 ユートピア、あるいはディストピアの風景――ビル・オーエンスのサバービア
 2 ロードの感覚、イメージの出来事――スティーヴン・ショアのアメリカ
 3 風景の傷を生きる――ロバート・アダムスの新たなる西部【ザ・ニュー・ウェスト】

終章 錯綜するデモクラシーの眺め――九・一一以降のアメリカと写真
 1 パフォーマティヴなデモクラシーの主体
 2 創発するデモクラシー、その可能性と限界と
 3 デモクラシーの可能性を〈幻視〉する
 
初出一覧
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ガリ版

1
今更、聞けないような初歩的な事も含めて、こんなにわかっていいのかな、と、怪しくなる程に勉強になった。2010/06/07

もち

0
アメリカの写真家とアメリカの風景について勉強になった、いい本2013/11/26

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