内容説明
体制を覆し政権を奪うとはこういうことだ! いちどは天皇を中心とした列侯合議政府ができるかに思われた幕末。それを一夜にして覆し、王政復古、討幕へと転じ、人材、情報豊富な江戸幕府を覆した「陰謀力」。幕末維新に学ぶ変革時代の勝ち残り戦略!! エリートたちはなぜモロかったのか? 変革をリードした日本人の底力!
目次
第1章 幕府の足元を揺るがした水戸の尊王攘夷
第2章 大老暗殺の黒幕は薩摩だった
第3章 貧乏くじ?会津藩、騒乱の京都へ
第4章 西の雄藩・薩摩の遠謀知略
第5章 朝廷に楔を打ち込んだ長州藩
第6章 暴発する長州と弱腰幕府
第7章 薩摩に翻弄され、長州が朝敵に
第8章 龍馬暗殺と天皇崩御を結ぶ点と線
第9章 幕府の息の根を止めた岩倉の密勅
第10章 新政府高官たちの野望が悲劇を生んだ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星辺気楽
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太平洋戦争にまで至る伏線を成した戊辰戦争、会津討伐、そして富国強兵。果たして竜馬が生きていたら、ひょっとして戊辰戦争も、会津討伐も太平洋戦争までもなかったかもしれない。そんな気がしてきました。2013/07/05
かいな。
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決めつけや感情論ばかりで、きちんとした史料検証もなく、肝心のところは他者の著作から引用。読む価値なし。2011/12/01
北区のまき
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幕末を復習したくて読んだ。薩長に切れ者が多く、天皇を上手く使って相手を動かす謀略凄い。話せばわかるだの忠義だの優先していれば、騙されるのは必至の幕末よ。 新政府軍が公文書偽造して『徳川慶喜と会津を殺せ』と勅書を出した事は(教科書で教えない事実)この本にもあるが、さて薩長側作者からはどう書かれているんだろう、、、2023/01/28