講談社現代新書<br> 新しい「教育格差」

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講談社現代新書
新しい「教育格差」

  • 著者名:増田ユリヤ【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2015/03発売)
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  • ISBN:9784062879934

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内容説明

公立校格差・生徒間格差・男女間格差など教育格差は拡大する。進路不安・教員不平等による子どもの心の崩壊と、お金をかけないと学力は伸びないかという親の最大の関心をレポートする。(講談社現代新書)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tolucky1962

9
4章で著者がかかわったいじめ事件を挙げる。野球部のしごき事件だが,表に出た後も片付かない。いじめた中心人物を回りが皆指摘するが本人が認めない。親が本人をかばう,本人が認めないと教員が動けない構図。子供は大人を見ているというが,親,教員,著名人(ex総理大臣)がきちんとしているか。どんなに証拠を出されてもシラを切り逃げ切りを図る。周りがこれをかばう。本人が認めないと進まない構図が大人の中にあれば子供はまねる。これが通れば更にいじめを繰り返して大人になる。子供に見られていることを認識し自分を含めて戒めたい。 2019/12/11

生ハム

7
「お金をかけないと学力は伸びないか?」 という帯の一文にやられて買ってしまった本。 納得できる部分と、そうでない部分が両方とも多く乗っている本でした。 腑に落ちたのは、学力テストに関する考察。 秋田県の結果を引き合いに出し、「学校間の格差が少ないことが好成績に繋がっている」と分析。 しかしながら、秋田県の大学進学率は低い。 そこから、 「多くの人がアカデミックな方向に進んだ場合、社会を構成する人たちの多様性が無くなるのではないか」 「職業の偏りや格差を助長することにつながりかねない」としています。 2012/11/04

isao_key

7
教育現場で存在する様々な格差をテーマごとに追っている。本文でフィンランドの事例が紹介されていて参考になる。フィンランドでは教員の資格を取るためには、修士号の取得が義務付けられている。教職課程の単位だけでも130単位にもなり、日本の3倍だという。中でも最も重視されているのが、日本では外されることになった「総合演習」の科目で、1年生から修士までに70単位を取らなければならない。できるだけ様々な教科を多目的に思考する方針による。だが一方ヘルシンキ市の隣市の職業学校では、学生の20%が友だちが一人もいないという。2018/03/30

Emperor

6
フィンランドの教育についてのレポートを書くために読みました。だけど、日本の教育の質についての疑問が出てきただけでなく、非常勤講師の現状、いじめ、少子化、未婚・晩婚の問題にまでちょっかいを出す羽目になりました。結果いい勉強になったので美味しい。2016/04/29

小葉

4
◇ 前半は分かり切っているような内容で、後半は問題点の羅列という印象。「格差」の考察としては物足りない。著者が私立高校の非常勤講師と言うことで、教師間の格差という観点は実感があり興味深かった。2009/11/06

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