内容説明
軍艦の一生は人間の一生に匹敵するほどのドラマに満ち満ちている。『赤城』『加賀』『飛龍』をはじめ、帝国海軍が誇る20余の航空母艦の誕生から戦歴そして終焉までを、さまざまなデータ、証言などをもとに活写する。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
10
全般的に面白かったです。しかし、ミッドウエイの敗戦で運命の5分間説を今だにとなえていたり、古過ぎます。あの戦いは、日本海軍のおごりから、負けるべくして負けた戦いです。また誤記も多く、きちんと校正したのかなあと疑問に思いました。 2017/10/14
Eiji Nanba
0
「艦これ」の影響を受けて読み始めたこの系統の本、何冊目になるのだろう。今回の本は空母に特化して書かれている。太平洋戦争て活躍した空母はほとんど沈没させられているので、当然のことながら読後感は沈鬱。艦これでは、大事に育てていこう、と強く心に誓いました(^^;。2017/10/22
伊 謄
0
筆者は雑誌「丸」の編集に37年携わっていたそうですから、こういった書物を著すには悪くない人選のように思われます。 しかし、実際にはそういった雑誌に関わっていたことによってその間の戦史研究の進捗に遅れてしまった面が出てしまったようです。 たとえば、この文庫のあとがきでミッドウェー海戦に触れているのですが、それについて「質量とも日本海軍に劣るアメリカ軍がたった五分間の攻撃で、太平洋戦争の潮流を逆転させたのだ」と述べ、アメリカ海軍にとっての勝利は、まさに「信じられない勝利」とも記しています。 しかし、現2011/07/30