内容説明
江戸薬研堀の裏長屋に住む浪人、佐分利龍之助。傘張りで糊口を凌いでいるが、時折用心棒を引き受ける。日当は一両。ある日、南町奉行所の同心・星野謙蔵からの依頼が舞い込んだ。近頃頻発している辻斬りに備えての夜廻りに同行することになったが……。馬庭念流を極めた龍之助の剣が、今夜も流星のごとく鮮やかに一閃する。
感想・レビュー
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はつばあば
46
「八丁堀の忍」の続きを・・と思っていたのですがあまりにも悪辣極まりない裏伊賀の頭に吐き気をもよおし、狐退治のこちらを。龍之介、妻を凌辱され相手を殺し脱藩。しかし・・凌辱した相手は私ではないと言ってこと切れた。これを龍之介オカシイと思わなかったのだろうか。江戸に出て用心棒の仕事を一日一両で引き受ける。が、それも大枚不要と。はぁ・・なんて奴だ。そのうち元藩主の周りの者共が狐によって成敗されるが、夜鷹まで襲われるとなると・・。そんなとき旗本の娘に龍之介はほだされるが・・。さてさてほんまのワルは度奴か直ぐに判明2022/06/10
ひ ろ
17
★★★☆☆ 早見俊にしては珍しく剣豪モノ。しかもハードボイルド。2022/10/10
matsu0310
0
☆☆2014/09/29