内容説明
むかし負け犬、いまアラフォー。そのまっただなかの並河志津子。子なしシングル、恋多きプチ・ゴージャスな独身生活を楽しみつつ、「女のタイムリミット」におびえる迷える女。「なんにもうまくいかない、それが人生なのよ」とうそぶいてはみたものの、揺れる想いはかくせない。怒って泣いて、ため息ついてアハハと笑って…。Ah~どうなるあたし?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てふてふこ
10
42歳・独身の志津子。美人のキャリアウーマンで広い人脈を持ち、溌剌としているが、「なんにもうまくいかない!」と叫んでしまう時もある・・・って、まぁ、悩みのない人は稀ですからね。似た様な境遇の人の共感を狙ったのかな。2013/04/20
うりぼう
6
明代さん購入本。志津子が「なんにもうまくいかないわ」と嘆く実感が全然伝わらない。好き勝手に生きてるから十分でしょと思う。2009/10/26
びっぐすとん
5
108円本。男女問わず友達が多くて仕事もできる、でも男運が無くて結婚したいのに「おひとり様街道」まっしぐら。こんな女の人確かにいる。友人の子供を可愛がったりしながら、自分の結婚は諦めつつ老後の心配をし始める40代の志津子。同世代だけに困った友人を見ているような気分になる。結婚したければまず「結婚向き」の男を選ぶことが大事なのに、「向かない」男ばかり好きになるのが身の不運。人生こんなはずじゃなかった、「なんにもうまくいかない」って愚痴りたくなる時は誰にでもあるだろう。でもこのセリフが口癖になるのは避けたい。2017/07/09
バーベナ
3
40代で自由にやっている会社員の志津子とその周りの人々。もう、本音の嵐が台風のように襲ってくる。タイトルとは裏腹に、愚痴でも開き直りでもなく、うまくいかないのに身体が動いちゃうのよ。という強さ全開で気持ちが上がる。『亭主、差し上げます』は哀しいやら可笑しいやら。2018/08/02
モルテン
3
アラフォー独身キャリアウーマンの女性が主人公。といっても、バリバリに仕事するっ話でもないし、独身を憂いているわけでもない。恋はするけどうまくいかず、それでも前向きにパワフルに進む、憎めない女性をコミカルに描いていて、楽しく、サクサク読めた。2013/12/18