内容説明
むかし負け犬、いまアラフォー。そのまっただなかの並河志津子。子なしシングル、恋多きプチ・ゴージャスな独身生活を楽しみつつ、「女のタイムリミット」におびえる迷える女。「なんにもうまくいかない、それが人生なのよ」とうそぶいてはみたものの、揺れる想いはかくせない。怒って泣いて、ため息ついてアハハと笑って…。Ah~どうなるあたし?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
練りようかん
18
見栄っ張りで愛されたい渇望がすごいキャラ濃い女性を、幼なじみや部下に元恋人などが視点のバトンを継ぎ、彼女の強さと弱さを浮き上がらせる。出会ったが最後、人生に関わり続けるのだが、個々の拗らせ具合がにゅるっと描かれていて面白い。ユーモアのある文章と展開のスピード、計算してるんだかなんだかと思わせる底抜けの威力に魅了された。表題作はそれまでの視点人物が揃って気持ちが盛り上がり、この言葉の真意にホロリ。あとがきでモデルがいると書かれていて、愛すべき人なんだなと感じた。併録の独立短編も良かった。他の作品も読みたい。2026/05/12
てふてふこ
10
42歳・独身の志津子。美人のキャリアウーマンで広い人脈を持ち、溌剌としているが、「なんにもうまくいかない!」と叫んでしまう時もある・・・って、まぁ、悩みのない人は稀ですからね。似た様な境遇の人の共感を狙ったのかな。2013/04/20
うりぼう
6
明代さん購入本。志津子が「なんにもうまくいかないわ」と嘆く実感が全然伝わらない。好き勝手に生きてるから十分でしょと思う。2009/10/26
びっぐすとん
5
108円本。男女問わず友達が多くて仕事もできる、でも男運が無くて結婚したいのに「おひとり様街道」まっしぐら。こんな女の人確かにいる。友人の子供を可愛がったりしながら、自分の結婚は諦めつつ老後の心配をし始める40代の志津子。同世代だけに困った友人を見ているような気分になる。結婚したければまず「結婚向き」の男を選ぶことが大事なのに、「向かない」男ばかり好きになるのが身の不運。人生こんなはずじゃなかった、「なんにもうまくいかない」って愚痴りたくなる時は誰にでもあるだろう。でもこのセリフが口癖になるのは避けたい。2017/07/09
バーベナ
3
40代で自由にやっている会社員の志津子とその周りの人々。もう、本音の嵐が台風のように襲ってくる。タイトルとは裏腹に、愚痴でも開き直りでもなく、うまくいかないのに身体が動いちゃうのよ。という強さ全開で気持ちが上がる。『亭主、差し上げます』は哀しいやら可笑しいやら。2018/08/02




