怪奇映画天国アジア

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怪奇映画天国アジア

  • 著者名:四方田犬彦【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 白水社(2013/11発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784560094037

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内容説明

怖くなければ映画じゃない!? インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、カンボジアなどの怪奇映画史、恐怖と身体の政治性、アニミズム的精霊信仰との関係を解く。渾身の書下ろし!

目次

第1章 怪奇映画はいかに語られてきたか
第2章 インドネシアの怪奇映画
第3章 タイの怪奇映画
第4章 二〇〇〇年代のインドネシアの怪奇映画
第5章 二〇〇〇年代のタイの怪奇映画
第6章 マレーシア、シンガポール、カンボジアの怪奇映画
第7章 結論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こけこ

1
「幽霊は女、弱者、何かの犠牲者」の謎、イスラム社会で仏教も絡み・・というバッググラウンドのインドネシアやマレーシアの事情も明らかになった。怪奇映画って、文化なんだなー。2021/12/15

しんかい32

1
近年「The eye」「霊 リョン」などの秀作群が国内に紹介されているアジアンホラー。演出面ではJホラーの影響下にあるものの、日本ではあまりみられない豊饒な物語性が注目を呼んでいる。とはいえ質は玉石混交で情報は乏しく、依然敷居は高い。そこに出たのが、東南アジアホラーを物語構造中心に分析した本書。左翼に偏った解釈や情報の間違いなど疑問点はあるが、シネマガイドとしては充分役立つ。「ナン・ナーク」の村の長老が間抜けなのはタイ・ホラーの伝統に沿った演出だとわかっただけでも大収穫。2010/07/05

koji

1
東南アジアのホラー映画という辺境的テーマを、おもにタイとインドネシアの代表作の詳細な作品紹介という話法で丁寧に解説した快作。グローバリゼーションとアジアの伝統芸能の融合の文脈で貫かれている。2010/01/02

よしだ まさし

0
四方田犬彦『怪奇映画天国アジア』白水社を読了。 インドネシア、タイを中心に、代表的な怪奇映画を紹介しつつ、それぞれの国の怪奇映画の歴史を俯瞰し、前近代からポストモダンへ、村落から都市へと怪奇映画が変化していった流れを明らかにし、怪奇映画というジャンル映画を詳細に分析した力作だ。 よくまあ、これほどまでにインドネシアやタイの怪奇映画を観まくったものだと、まずそこに感心させられる。 ただし、僕自身は映画を必要以上に深読みし(必要以上というのは、あくまでも僕のモノサシでの話ではあるのだけれど)、ありとあらゆる事2013/06/04

なかち

0
アジアの怪奇映画だけでなく欧米との違いや歴史がわかる。2010/01/10

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