内容説明
戦後最大の奇書『家畜人ヤプー』の著者・沼正三、ついに逝く─
●沼正三がその死の直前までSM専門誌「S&Mスナイパー」(ワイレア出版、現在は休刊)に書き続けた実体験エッセイ、「ある異常者の体当たり随想録」から選集。
●未完の短編小説「化粧台の秘密」、2006年に受けた生前のインタビューを特別収録!!
目次
1 沼正三、マゾヒズムを語る(イントロダクション・沼正三の歩んだ道
インタビュー・「私は、女性のマゾヒズムは信じられない」)
2 懴悔録(ただ、いちずにMのために
燃えたぎる奉仕精神
まごころあんま顛末
谷崎潤一郎の足崇拝について
屑屋商売のころ ほか)
3 未完小説「化粧台の秘密」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
magurit
6
うーむ、深いです……。2022/09/04
非実在の構想
2
剥き出しの欲望に圧倒される2020/10/12
一江春水向東流
1
非常真實的受虐狂成長史,但是說實話看到最後有點虎頭蛇尾.2020/07/12
S‐tora
1
◎ 伝説の奇書「家畜人ヤプー」の作者のエッセイと未完の小説。 酷い目に合うためにあらゆる手を使うドMの行動力がとても面白い。2017/06/09
tobermory8823
1
とりあえずマゾヒズムがとてつもなくロマンティックなものだということは伝わってきた。あとタイトルに懺悔ってついているけど絶対に自分の行いを悪いと思ったり悔いたりしていないだろうということもよくわかった。2016/07/24