内容説明
虫も人も実にさまざまで、日本は狭いようで広く、明日の世界を予想することも困難だから「ああすればこうなる」式の思考では具合が悪い。イラク派兵、靖国問題、安全神話の崩壊など、世間と世界を騒がせた話題の出来事を養老孟司が定点観測。
目次
1(本と商売 嘘をつく ほか)
2(参拝問題 いい加減にしてくれ ほか)
3(相変わらずです 安心 ほか)
4(人生安上がり 田舎暮らしの勧め ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsu
12
★4 養老先生、相変わらずいいことを言っています。 例えば、ドイツのアウトバーン。速度規制がないのは知っている人も多いと思うが、原則自由で、なにか問題があれば規制するという考え。日本の場合は、まず規制があって、それさえ守っていれば安心安全という思想。日本人が車の来ない赤信号で待っているのを不思議に思う海外の人の話も聞いたことがある。ルールを守ることで思考が中断し、自分で考えることをしなくなる。確かにそう思います。 おかしいことをおかしいという、まっとうな本です。2018/02/16
朱音
3
少し前の本なのに日本の現状は好転しているわけでない。そのあたりが読んでいても考えさせられるというか。養老先生は「自分は年寄りだから別にどうでもいいけどね」とおっしゃるが「どうでもいい」わけじゃないもんね。虫の話は興味深い。2009/08/25
マキオカ
2
【★★★☆☆】養老さんの本は初めてでしたが想定外の面白さでした。ひねくれ者の虫好きの脳科学者が虫はいい、森はいい、政治は嫌いだ、都市は嫌いだということを言ってるだけなのに面白い。南伸坊さんのイラストも良いです。2009/06/12
ソルト
1
たまたま書店で手にとってみた本。誰がこまったわけではなく、とある時事ニュースから色々なネタに横展開していく、そして最後にじじいは知らんとなる。面白いです、ハイ。2009/09/08
よるねこ
1
本著の中で著者が苦言を呈している、その事象の結果がいま著者の心配のまま、日本中に散らばっている。特に派兵問題では、決着がついていない問題もある。政治的には決着がついていても、現実問題、肝心なところが終わっていない。それに言及される部分ではどうしてもペースが落ちた。それが少しつらかった。2009/07/03
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