内容説明
日本人が読んでいる本No.1が、ついにヨコ書きで登場。なぜ人は学ぶのか?- 100年に1度の時代の変わり目に立つ日本人に向けて、福沢諭吉の思いをヨコ書きにしてわかりやすく翻訳。ここに書かれているのは、時代を超えて響く言葉であり、賢く正しく、そして日本人として生きていくための糧となるものだといえます。
目次
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず
権利は、平等に与えられている
愛国心について
私が先頭に立つ
新年に言葉を寄せる
法とは貴いものである
国民の役割とは何か
男尊女卑は許しがたい
故郷・中津の青年に向けて
身分制度という害悪
演説の重要性について
恨み・妬みは、人間最大の不徳
心の持ちよう
懐疑的精神の意義
精神と行動
誠実さが信用を生む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
森林・米・畑
21
天は人の上に人をつくらず・・・で有名な学問のススメ、初めて読んでみました。横書きで、現代に則して分かりやすく意訳されており読みやすかった。もっと掘り下げるために違う方の訳された学問のススメにステップアップしたい。やる気が沸き起こる本でした。2022/02/12
陽麿(お陽さま麿やか)
9
明治に書かれているが、全然色褪せていない。今だからこそ読むべき一冊!2016/11/11
Yousuke Machino
3
人は自律する為に勉強するのだ。学生時代に読んでおけば良かったなぁ。子供には早目に読ませよう。2013/09/21
OTU
3
知識のない民からは、愚民しか生まれず、愚民からでは暴政しか生まれない。愛国心とは、安心して仕事をしていく環境を整えてくれたことを感じる政府への信頼である。今の政治や世の中に不満をぶつける以外、自分たちがもっと知恵を身につけ、政府を選択する。このことで世の中がよくなる。この本は、ただ己のために知識を身につける目的ではなく、世の中をよくするための指南書だと思いました。 2012/08/11
鵞鳥
3
この時代の人としてはやはり革新的な方だったのだなぁと。 いや、現在でも革新的かも・・・。 意外と人間って進歩しないもんですよねぇ・・・。2011/11/02