内容説明
昔のバカはえらかった。自分がバカであることをちゃんと知っていた。お前はバカだから引っ込んでいろと教える人がいた。今はそれを教える人がいない。バカはしたり顔してしゃべる。こういうことをいうと、バカバカとそういう差別語はやめなさい、などとしゃしゃり出てくる手合いがいるけれど、そんなことをいっているからバカが大手をふって減らず口をたたく。今に日本はバカ大国になるだろう。
目次
序 それでもいいんですか?じゃあいいましょう。
第1章 「なぜ、人を殺してはいけないの?」
第2章 日本人は欲バリになった
第3章 「親」この悲しくも重いもの
第4章 「人間力」とは
第5章 覚悟ということ
第6章 私のふしぎ
第7章 子供は半人前、一人前ではない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
60
佐藤愛子さんのエッセイは面白い。以前、お孫さんと一緒にストリー性のある年賀状作りの本を読んで、そのあまりにも破天荒な行動にショックを受け、ファンになりました。このエッセイも80歳なのにすごくお元気で頭の回転が速い。ついでに声も大きく歩くのも普通の女性の2倍くらいの速さだそうだ。その佐藤女史が巷のいろんな問題をバッサリと切る。2017/03/28
ぜんこう
23
佐藤愛子さん初読。 同調できるところも多いけど、家父長制度というかそれに近い家という存在を所々感じる時があり、そういうのに同調できず、読む気が失せたりして思ったより読むのに時間がかかりました。 でもとにかく日本はこれからどうなるんやろなぁ😞2023/08/01
ただぞぅ
10
中田厚仁さんがカンボジアで国連ボランティア活動中に銃撃された事件から今年で30年。当時の様子を語る著者のコメントが心に残る。厚仁さんの父が悲しみを殺し口辺には微かな笑みさえ堪えられながら毅然と取材を受けていたことに感動を覚えたという。心にもない建前を言わざるを得ない時代、痩せ我慢し悲しみを耐えることが美徳とされた陰翳を尊ぶ文化。だがそこには心の襞を汲み取る感性が育まれ「惻隠の情」が芽生えたという。今は言葉の陰にあるものなど感じ取らず独断的に批評するばかり。端から相手のことなど理解するつもりがないと感じる。2023/12/27
ひさか
3
2004年11月刊。2009年5月文庫化。佐藤さん81歳当時のもの。一大事と言うことで、おしゃべりされた内容を出版されたもののようです。エッセイの愛子節とは、少し調子が違います。しかし、あいかわらず元気と品格とつっぱりで、背中をはたかれるような思いがします。痛快です。2015/01/22
秋桜
3
人の価値観が自分と同じでないからといって 喧嘩腰になるような未熟な人間は親になる資格なしと佐藤愛子先生は書いてます。 佐藤愛子先生みたいな方が近くにいれば、時には厳しいかもしれないが、 まともな人間になれそう。 2014/09/28
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