内容説明
……しかし、そんな私の気持ちを知ってか知らずか、南条は私の顔がカメラに映るように動かした。南条の手が、私の性器に伸びてくる。(……みひろは大丈夫、できるよ。《中略》私の目の前にいる人は、好きな人。みひろはこの人が大好き……)『ひろみ』でいると、壊れそうだった。だから、もう一人の自分である『みひろ』にそう言いきかせた。――〈本文より〉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
runner0298
1
内容はわかりやすく、文章も難しくなく読みやすいと思う。初小説なら十分合格点でしょう。ほぼ自伝と思って読んだ。2016/06/14
シャランジュ
1
全体的には悪くなく楽しく読めたが読み終わってなんだかもやもや、ちょっと綺麗すぎかな、もう少し暗い中で頑張ろう的に終わったらよかったかな2016/05/23
安藤永遠
1
みひろは覚悟が足りない。彼女と同時期の人気AV女優で結成された恵比寿マスカッツでは蒼井そらや吉沢明歩が番組で活躍する中で、みひろはひっそりと脱退をした。そして脱げる女優として役幅がある時期にヌードを引退。本書も自らの人生にまっすぐ向き合わずにSAYAKAという架空の人物を登場させる偽りの物語。『キス我慢選手権』が好きな自分としては、みひろにもっと活躍して欲しいのだが・・・・・・。2014/09/08
くま
1
いつも思うけれど、かわいいのに(かわいいからかな)どうしてそういう仕事を選ぶのか分からなくて読んでみた。色々葛藤があるんだな。色々考えてしまった。2012/10/04
abebe
1
それで?だから?の繰り返しでした。自分を肯定しすぎだろ。まぁほとんどフィクションなのだろうね。悪い大人が一人も出てこないという嘘はちょっとなぁ。申し訳ないけど何も残らなかった。2012/08/15