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内容説明
情熱を込めた語り口は周囲の人を動かし、最前線を歩き回る行動力が、やがて“安かろう悪かろう”だった日本製品のイメージを払拭していった。財界人となってからもマーケットの創出に心を砕いた盛田昭夫。経営、販売、開発に関わるすべての人に、困難を乗り切る知恵と勇気をもたらすドキュメント小説1700枚!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつうら
28
(上巻の続き)盛田昭夫はもともと機械いじりの好きな技術屋青年だった。それが、テープレコーダーやトランジスタラジオ販売の苦難を通じて、マーケティングや広報の重要さを、だれよりも早く認識していった。また、世界から四等国と揶揄された日本の製造業を立て直し、日本のものづくり文化を世界に知らしめることを目標とした。これが、ソニーブランドをだれよりも深く愛し、情熱を持って育ててきた理由だ。 本作は随所に、そんな盛田への賞賛が散りばめられている。ソニー社員ならずとも、盛田のファンになってしまうこと請け合いだ。2021/11/03
山本真一郎
26
読了。上巻からの続き。つくづく思うのは、どうして日本にこんな凄い人が生まれ得たのだろう、という事。それに尽きるのではないだろうか。ウォークマンの大ヒットで物作りの頂点に立った盛田昭夫は、やがてソニーの経営改革と並行して日本と世界の経済交流のために世界中を飛び回る様になる。その活動たるや正に超人と言って良い程で、常人には到底真似出来ないと思う。この人のお陰で今の日本があるのではないか、と思いたくなる。或いは戦後の日本を丸ごと体現したかの如き存在感。普段殆ど読まないドキュメントノベルだが読んで良かったと思う。2017/09/13
kou
11
それにしてもいまのソニーの崩壊模様は目を覆いたくなる。結局ソニーは、井深と盛田の個人商店の域を抜けず、二人の死去を境として日の目を見ることは無くなってしまった。 戦後間もなく、国内よりも国外に焦点を合わせ、グローバルスタンダードを目指した井深と盛田。特に盛田氏の先見の明たるや特筆すべきものがあった。 盛田の前に盛田なし。盛田の後にも第二の盛田は出て来ないだろう。 晩年病に倒れたため、彼が経団連会長に内定しつつも逃したことは運命のいたずらだったのか。 いまでもソニー製品に愛着を持っている小生としては、ソニー2015/01/04
まるさ
9
ソニーが一番カッコよかった時代を牽引してきた盛田昭夫の人物伝記。正しい読み方ではないのだろうが「どうしてここまで素晴らしい企業なのに今ではここまで凋落したのだろうか?」と疑問を持ちながら読んでしまった。盛田昭夫が躍進させたソニーという企業に先見の明が無かったとは思えない。2016/05/17
よし
6
何といっても、「ウォークマンの奇跡」が圧倒的に面白かった。世界初のアイデアを具体化させていったのは、盛田氏が最後まで自分の信念を貫き通したからだ。世界のライフスタイルを劇的変えた20世紀最大の電化製品。あのスティーブ ジョブズが彼を尊敬してやまないのも無理はない。ウォークマンが世に出るまで、そして世界的大ヒットに成るまでは、ドラマ以上に興奮した。2018/09/06
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