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内容説明
時は未来、人類の出生率低下対策のために生まれた動物乗組員達!? 彼らを乗せて、宇宙狭しと飛び廻るブレーメンII号の艦長は、キラ・ナルセ。だが、その航路には様々なトラブルが待っている…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青龍
15
電子書籍の無料版にて。この設定、よく、こんなことを思いつくなあ!この作者さんの作品は、いくつか読んでいるけど、少女漫画の絵柄なのに、ちょっとシニカルでズレたキャラたちが好き。コマによって変わる、シリアスな顔と、ギャグ系の顔が違和感なくストーリーに溶け込んでいるのが、いい。2015/09/05
王蠱
7
波乱万丈川原SF、はじまりはじまり♪敏腕船長と気さくで有能なクルーたち、そして幾人かの+αを乗せ星の海を往く宇宙船『ブレーメンⅡ』。騒動満載にして波乱万丈な旅は果して無事に進むのか……な?ようやっとちゃんと読み進められる状況になったのだが本当にどこまでも川原風味炸裂、どのエピソードも軽さと痛快さが相変わらずとんでもなく絶妙な塩梅なんだよなぁこれがもちろん最高にいい意味で♪誰も彼もが基本素直に生きている奴らばかりなのにしっかりと地に足ついた強さや特技も併せ持っていて、気楽に本格SFの風味を堪能できる2016/05/05
neimu
6
文庫を改めて買った。もはや、川原ファンとしては出れば何でも買うの心境。早く新作を発表してくれ。このシリーズから絵柄が変わってしまったので、文庫版だと以前の絵柄より読みにくくなっている感じがした。慣れの問題か。最初の大型の方が老眼の目には優しいが、娘はものともせず読破。翌日台詞を殆どそらんじていたのには驚いた。小学生の読書力は侮れない。2009/06/07
千木良【comics only】
5
――ある日 地球人類は 単独で 宇宙の彼方に 旅立った 何かを探し 何かを求め 遠くへ 遠くへ …だけど いくら遠くへ 旅しても はるか彼方を 目指しても 誰にも出会えなかった人類は 寂しかったのだ ヒトは皆 寂しかったのだ それ故にヒトは 「ブレーメン」を 作った… Bremen ―――同じ地球で生まれた仲間達… ∥ 解説は書評家の大倉貴之さん2015/09/19
skyfield
5
このところずっと川原泉作品をフォローしてきたが、いよいよ(現時点で)最大長編の本作品に取りかかる。冒頭を読んでまず感じることは、現代の事象を基盤に未来に起こりうる事象を想定した、かなり本格的なSF設定であることだ。また、キラ・ナルセ、ナッシュ・オリジナルとコピー、アンブレラとオールドファンには懐かしいキャラが登場して、つかみはOK。新キャラのネーミング(カエルのマエダには笑った)や伏線の張り方、童話・童謡等を題材にしたエピソードの選択、現実の宇宙開発の蘊蓄の盛り込み等、作者らしい見所が満載の第1巻だった。2013/11/04