中公新書<br> 犬と人のいる文学誌

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中公新書
犬と人のいる文学誌

  • 著者名:小山慶太【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 中央公論新社(2014/01発売)
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  • ISBN:9784121019967

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内容説明

犬は、人類ともっともつきあいの長い動物である。番犬や狩猟犬としてだけでなく、パートナーとしていまや人の生活に欠かせない存在である。人は犬とめぐりあい、一緒に走り、共に暮らす。しかし犬は人よりもはやく老い、先に死んでいく…。人はなぜこれほどにも犬に愛着を抱くのだろうか。本書は人と犬のさまざまな関わり合いを、夏目漱石や向田邦子、江國香織などの文学作品を通して味わうものである。

目次

1章 漱石の飼い犬
2章 犬の親権
3章 老犬の涙
4章 狼の英知
5章 犬を介した男と女の出会い
6章 ファンタジーの中の犬
7章 日本犬のいる風景
あとがきに代えて-我が犬の記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

九鳥

12
図書館本。鳥、河童、猫と来て犬。文学に造詣の深い理学博士による犬小説の紹介。夏目漱石と犬、飼い主の愛、老犬、狼、犬を介した人の出会い、ファンタジーに出てくる犬、日本犬、というテーマごとに、人と犬の絆について考察する。作者の犬バカっぷりが微笑ましい。多少自分に呆れつつ、老犬の章は泣きながら読んだ。2009/07/25

NezMozz

3
犬好きの、犬好きによる、犬好きのための本。どこをめくっても「犬はいいよねえ」としか言ってない。漱石の愛犬家ぶりや、犬が登場するミステリがそれにつけても犬はいいよねという筆致と文脈で紹介されていて読んでみたい気にさせられる。やや紹介しすぎのところもあるが…犬好きには至福の一冊。うん、犬はいい。2009/06/08

オールド・ボリシェビク

2
2017年に読んだものの再読だ。犬好きなら、再読、三読してしまうよ。夏目漱石が愛した犬の話から始まり、川端康成が愛した犬、そしてミステリに登場する犬、オオカミとの関係などをつらつらと描いていく」。自らの飼育経験を振り返った下りは、なかなか、泣かせてくれるものでした。漱石が飼っていた犬は失踪し、自宅近くの池で溺死していたという。その骸を庭の片隅に埋めて一句。「秋風の聞えぬ土に埋めてやりぬ」。 2023/09/11

ブン

1
たまには新書でも読むか~と適当に手に取った本だけど、大好きな江國香織の『デューク』が取り上げられていて思わずニヤニヤ。全体的にはひたすら犬が出てくる小説の紹介といった感じでネタバレぎみなのが気に障る。とはいえどの小説も魅力的で即、読みたい本へ追加っ!2017/04/02

1
よい本でした。犬と人の関係って素敵なのだなぁと思えた。素直な愛情のやりとりがそこにある。だからこそ別れのときはとてもつらいものなのだなとも感じた。紹介されていた作品がいくつか気になるので読んでみたい。2011/11/15

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