講談社+α新書<br> 47都道府県の関ヶ原 西軍が勝っていたら日本はどうなった

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講談社+α新書
47都道府県の関ヶ原 西軍が勝っていたら日本はどうなった

  • 著者名:八幡和郎【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 講談社(2014/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062725750

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内容説明

もし、秀吉がもう少し長生きしたら、あるいは、関ヶ原で西軍が勝っていたら、日本は西欧諸国に先駆けて絶対主義的国家への変身に成功したであろう。人類文明の牽引車となることも可能だったのではないか。「関ヶ原で西軍が勝っていたら」ということを考えることは、このところ後ろ向きになりがちな日本の将来像を考えるうえで、素晴らしい示唆に富むと信じるのである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

14
意外に(といったら失礼なのだけど)おもしろかった一冊。(現在の)都道府県別 関ヶ原前後の動きについて、かなり詳細に調べられている。驚きだったのが、西軍に付いて取りつぶし(徐封)になった大名のほとんどが、旗本や他家の家臣として存続していること。これは知らなかったなあ。。。また、秀吉と家康の城造り(首都づくり)に明確な傾向があることも意識していなかった。それが現在の県庁所在地の基になっていて、地方自治に大きな影響を及ぼしているとなれば、やはり歴史から学べることは多い、それを改めて実感させられる。2012/02/13

たくのみ

7
序章と終章で展開する持論。歴史の常識と言われた事例をいとも簡単にくつがえす、俺様史観は楽しい。江戸時代の再評価が行き過ぎて、究極の「エコ社会」、世界一の文化都市、鎖国のお蔭で発展…そんな意見に断固NOという。面白いが、本論では各地の大名や武将は細かすぎて、エピソードの羅列になってしまった。2014/01/25

とし

4
タイトルに偽りなし、で、関ヶ原前後の全国の大名の動静を、合戦以前、その後まで含めて実にコンパクトに概観している。知らないことが多くて僕的には面白かったが、300諸侯、1万石クラスの小大名までほぼ網羅してるため、戦国武将に相当な基礎知識がないと読み進めるのがけっこう苦痛かもしれない。筆者は政治と経済の専門家だそうだが、理系脳の人らしく論理が理詰めで気持ちいい。秀吉はもっと評価されるべきだし、3代将軍以後、鎖国を強いた徳川幕府が実に愚劣だったという点についても、まったく異論がない。2015/03/12

Rif

1
タイトルで何の気になしに手にとってみた。都道府県で区切ってその地域の大名の関ヶ原前後の動きについて。地域ごとといっても結構動きがあるし量もあるし、まとめて読むのと結構こんがらがった…。でもあまり普段見聞きすることの無い小名についてもわかるのは面白かった。あと、黒田官兵衛は秀吉に嫌われてなかった説とかもなるほど面白いなーって思った。 2010/08/04

ぺぱごじら

1
西か東か、勝てば大名負ければ浪人という究極の二者択一を迫られた武将は、時に理解不能の行動に走る。戦国全盛の頃なら、もう少し狡猾だったり、スカッとどちらかを選んだりしたはずなんだろうが、武家がサラリーマン化した安土桃山時代を通過してみると(とはいえ一世代程度ですが)随分ぐずぐずするものだなと感心しました。

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