- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
投資に買い物。はたまたギャンブルなど、私たちは常日頃さまざまな意思決定をしながら生活している。その意思決定に無意識のうちに影響を与えているのがさまざまなバイアス(判断の偏り)である。最適と思われる選択肢を選んでも、バイアスがかかった判断が思わぬミスにつながることもしばしばある。本書では、このような判断の誤りを抑えるための手段としての行動ファイナンスについて解説。投資家の心理に立った上で陥りがちな「バイアスの罠」をいかに見抜き、回避するか――そのノウハウを伝授する。投資のみならず、買い物やギャンブルなど、日常の意思決定の質を向上させる1冊。
目次
基礎編 投資家心理(意思決定で選択に影響するバイアス(フレーム・損失回避・反転効果 損失を怖れる リスクを求める ほか)
因果関係と確からしさの判断および信念形成のバイアス(因果関係の判断とヒューリスティック 確率認識の歪み 自信過剰と自己正当化 ほか))
応用編(戦略とプランニング(投資戦略への応用 新型金融商品の損得勘定 ライフサイクル投資))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moto
6
伝統的な経済学では、人は合理的にリスク・リターンを判断していることが前提として説明されています。しかし、バブルの発生など、明らかに誤った判断が何度も繰り返されており、お世辞にも合理的な判断が出来ているとは言えません。 その誤った判断の原因となるバイアス(考え方の偏り)について説明されています。バイアスを知ることで、投資や日常生活で誤った判断をしないためのヒントになりそうな内容です。少し読みにくい部分もありましたが、入門と書かれているだけあって、基礎知識が無くても理解しやすかったです。2019/06/22
ながたろう
0
行動ファイナンス入門書。ターゲットは20~30代前半を想定しているだけあって、なるほど内容は分かりやすい。ちょいちょい筆者の文面にユーモアが混じるのも味が出てていいです。確率、統計、投資、ギャンブル好きにはおススメの一冊。勝てば1000円もらえ、負ければ1000円失うジャンケンは多くの人がトライしようとするのに、コレが100万円の単位になると何故できないか。何故1万円の利益での正の感情より、1万円の損失の負の感情のほうが一般的に重いのか…こういったことに興味がある人は面白いと感じる本だと思います。2013/01/19
Shem
0
読みやすい。いろいろな理論についてわかりやすくまとめてある。2012/09/30
Koichi Sato
0
プロスペクト理論は、自分の投資・ギャンブル経験の中でもその通りだと感じさせられました。 2012/07/29
パキス
0
読みやすいのだが、構成が今ひとつで頭に入りにくいのが難2023/06/26