内容説明
欧州の小国モンテヴェルデのプリンセスであるイザベラは、他国からの攻撃で危機に瀕する自国を救うため、単身で英国にわたって援助を求めることになった。欧州支配の足がかりを得るため、英国はイザベラを歓待し、滞在中の護衛役として海軍大佐のトーマスをつけてくれるという。だが、ある伯爵の私邸に着いてすぐに、彼女は不満をあらわにした。「できの悪い使用人ばかり。こんな屋敷に滞在できるものですか!」トーマスは言葉を失い、目の前の女性を呆然と見つめた。こんな横暴な女性を見たのは生まれて初めてだ。海軍での昇進のためとはいえ、これはやっかいなことになりそうだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
12
リージェンシーロマンスというにはかなり毛色が違って驚いた。フランスに侵攻された小国の王女が、単身イギリスに渡り、祖国への支援を訴えようとする。護衛に就いたのが、戦争での大怪我から船に乗れない海軍大佐。我が儘で激情家のヒロインに振り回されるも、ふたりはすぐ、お互いに好意を持つ。あまりにもメロドラマが過ぎるので、途中から段々コメディに思えてきた。三文小説……は嫌いじゃないけど、これはあまりにも安っぽいわ。2023/03/18
くろうさぎ
0
あらすじを読んだら、どんなに嫌な王女が出てくるのかと思ったけど、、思ったよりはすぐに良くなっていった。ヒーローもかなり早い段階でメロメロになってたわ・・・。しかし、あの母じゃあ、高慢になっても仕方ないよね・・・・。最後は意外と頑張ってたよバンリー公爵!公爵だったんだ・・・・。2013/04/06
みろん
0
初々しさを感じさせるタイトルなのに、あくまで我を通そうとする高慢な女王さまのようなヒロインの振る舞いに、何度か引き気味。話としてはかなり面白かったものの、ヒロインの性格と唐突な結末が残念。2009/05/24
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