内容説明
エリザベスはある晩、きまぐれに訪れた仮面舞踏会で、思いがけない人物と出会った。彼女の実家、モスティン家と長年敵対してきたトレヴィシック家の現伯爵、マーカスだ。彼には積年の恨みがある。だがマーカスも、エリザベスとは別の理由で彼女に興味を持った。謎めいた仮面の美女を誘惑したいと思ったのだ。ふたりはそれぞれの思惑を胸に、ゲームで賭をすることにした。チャンスはたった一度だけ。勝てば、望むものはなんでも与えるという条件で……。
感想・レビュー
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MOMO
1
ともかく考えると悪い想像ばっかりが暴走していくエリザベスちゃん。自分で自分の首を絞めるような行動にはだんだんイライラしてきます・・・。時々シャーロットちゃんがいさめてはくれますが、聞く耳もたないことが多いしな・・・。それとは逆に最初、傲慢不届きない放蕩者としか思えなかったマーカス君が、いい人度数を上昇!結構早くからエリザベスちゃんとの結婚を視野に入れて行動してるしね。だもんで、恋に落ちた放蕩者が、頑固で無鉄砲なうえに、少々思慮の浅い女性に振り回されるお話として読むぶんには結構楽しかったのよ2010/11/12
葉月
0
C2011/03/18