「社会的入院」の研究―高齢者医療最大の病理にいかに対処すべきか

個数:1
紙書籍版価格
¥3,960
  • 電子書籍
  • Reader

「社会的入院」の研究―高齢者医療最大の病理にいかに対処すべきか

  • 著者名:印南一路【著】
  • 価格 ¥3,564(本体¥3,240)
  • 東洋経済新報社(2015/01発売)
  • ポイント 32pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492701249

ファイル: /

内容説明

後期高齢者医療の問題が騒がれるなか、社会的入院とは「新しい」問題として認知されつつある。「年間1兆5000億円」、その実態把握および本質的な問題の所在を明らかにする書。

【主な内容】
第I部 社会的入院とは何か
第1章 社会的入院=本当は不適切な入退院
第2章 社会的入院はイエローゾーン医療の一つ
第3章 社会的入院の何が問題なのか

第II部 社会的入院の実態
序論
第4章 長期入院の実態
第5章 伝統的な社会的入院の実態
第6章 社会的入院の新展開

第III部 社会的入院の発生原因をひも解く
序論
第7章 先行研究が指摘する当事者要因
第8章 当事者要因への対策とその評価
第9章 在宅介護忌避を誘導する不均衡問題(需要サイドの要因)
第10章 病床過剰によるマンパワー分散がもたらす低密度医療問題(供給サイドの要因)

第IV部 良質な高齢者医療&ケアを実現する政策
序論
第11章 施設体系を再編し、高密度医療&ケアを実現する
第12章 在宅医療・介護を促進し、医療&ケアの質を確保する
第13章 保険者機能を強化し、入退院の適正化を行う
終章 国民が自ら考え判断する

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rumiko Tsuchiya

0
その道の専門家ってこういうヒトを言うのだと、ただただ尊敬。ただ視点が病院中心かなぁと。24時間フォローの在宅介護や在宅での看取りなどの環境整備が進まないと、どんなに高密度医療を進めても、やっぱり対症療法からは抜け出せないのではと思います。2011/09/19

roxy001960

0
日経新聞で経済図書文化賞を受賞したという記事を見て読んでみました。義母が介護が必要な状態となり、高齢者医療は個人的にも感心のある分野でした。社会的入院の問題点や原因を、フィールドスタディーによるデータを元に分析・考察しています。私はこの分野の素人ですが、大変わかりやすく説明されていると思います。社会的入院だけでなく、高齢者にベストな医療や介護を提供するという観点が強調されているところがよいと思います。多くの人に読んでもらいたい内容です。2009/11/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/451442
  • ご注意事項