祥伝社新書<br> 超訳「資本論」第2巻 - 拡大再生産のメカニズム

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祥伝社新書
超訳「資本論」第2巻 - 拡大再生産のメカニズム

  • 著者名:的場昭弘
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 祥伝社(2014/02発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
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  • ISBN:9784396111533

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内容説明

歴史的大著が、新書シリーズ(全3巻)に!――なぜ、資本主義は格差社会を作り出すのか?若者が定職もなく街にあふれ、庶民のなけなしの預金は減る一方。景気が伸びても、給料は上がらず、物価だけ上がった。悲しいかな、これが、資本主義の本当の顔である。『資本論』をいったん遠くに放り投げた日本人よ、いま再び拾い上げ、ページを開け!画期的超訳、その第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

89
最近、このシリーズの第1巻と鎌倉先生と佐藤優さんの「資本論を読破する」(資本論第1部)を読み終わったので、この本を読んでみました。拡大再生産のメカニズムということで資本論第2部の概要がわかります。超訳というよりもエッセンスといった方がいいのですが、先に読んでいると本文を読んだときに理解が早まるような気がします。ここではアダム・スミスの理論についても敷衍しています。2023/11/03

荒野の狼

5
資本論の解説のほとんどは、第1巻のみであるのに対し、本書は第2巻のすべての章を簡潔に解説していく。第2巻の各章にに何が書かれているのか、要点がわかりやすくまとめてあり重宝。また、第2巻はマルクスの草稿をエンゲルスがまとめたものであり、当然不備はあるのだが、そうした点も指摘されているので、どの章が重要であるかも理解できる構成。まず序文の解説で、「利潤は流通から生まれるように見える。安く買って高く売るというその才覚が利潤をつくるように見える。2018/03/24

hitotoseno

5
柄谷行人が資本論は三巻までよまなければならないというのでとりあえず導入に手にとってはみたが、歪曲しようという意図は感じられず愚直にテキストをおっていて評判ほど悪いものではないと思う。一巻で棚上げにされた流通過程を取り上げ、いかに貨幣や商品が自らの増殖を目的として流通し続けるか、本来それだけでは剰余価値を生まないはずのそれらの流通過程からなぜ剰余価値が生まれるか、などが二巻の眼目のようだ。前々から予感はあったが、資本論で現代的な問題を考えるなら二巻、三巻を読むべきらしい。一巻はあくまで基礎段階に過ぎない。2015/11/04

壱萬弐仟縁

3
契約不成立が日本の少子化問題を成立させていると実感できる。大事なのは契約で、雇用も結婚も制度の問題が影を落としている。信用制度というのがいかに重要か、マル経から派生していってレギュラシオン理論では制度が重要だという根源がここに確認できる。さらにコンヴァンシオン理論として応用されたのだろう。拡大再生産だが、製造業が今、日本で他国に負けている。ITと自動車で中国暴動に遭ったとはいえ、ITで韓国に既に負けたわけで、スマホ市場ではガラケーばかり作っていたせいか、docomoにも中国製のスマホが台頭。将来は暗い。2012/12/04

トキ

2
経済原論の教科書によく見られる再構成ではなく、一緒に原著を読もうという趣旨の書籍。入門書や教科書は実際のところ編成や再構成や実証の取り込みによる著者の価値観が入るので独自の研究書という内容を少なからず持つ。それは研究者にとっての入門ではあるだろうが、本書のような共に読む形式は初めて書籍を読む人の入門として合っていると思われる。2021/12/10

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