内容説明
世の中にはさまざまな「裏商品」が流通している。
時折、「不信線で覚せい剤が運び込まれている」「大量の銃器が押収された」といったニュースを目にすることがある。多くの視聴者にとってみれば、そういうこともあるのだろうといった、遠い世界の話に思えるのではないだろうか。
俺はそれらの「裏商品」の取引に関わってきた。
覚せい剤、コカイン、臓器、武器、人間、盗難品など、その種類は枚挙にいとまがない。取引相手は日本のヤクザをはじめとして、北朝鮮、コロンビア、アメリカ、ロシアなどの各国のマフィアだった(はじめにより)。
本書を読めば、闇の流通のすべてが分かる!ある日本人ブローカーの衝撃の手記!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
max99
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すごく面白かった。海外のマフィアにも仁義ってのはあるんだな。感動した。2013/06/25
シャル
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まさにタイトル通り、裏社会で生きてきた著者によるその実例。フィクションをよりリアルに、詳細に語ったような話もあれば、フィクションよりは仁義を通しているという部分もあり、そこでの著者の微妙な良心の呵責や裏世界での仁義のありかたなどが、逆にリアリティをもたせている。法的にクリーンでなくとも、その世界においてクリーンでなければやはり信用されないのが人間の社会なのだろう。2009/10/17