角川文庫<br> パズル・パレス(下)

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角川文庫
パズル・パレス(下)

  • 著者名:ダン・ブラウン/越前敏弥
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784042955115

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内容説明

暗号解読官スーザンは暗号ソフトを〈トランスレータ〉で解読しようとするが、解読どころか、国家安全保障局そのものの機能さえも麻痺してしまうという絶体絶命の事態に……ソフトを凍結させるパスワードを求め、アメリカ、スペイン、そして日本を舞台に、究極の天才頭脳たちが火花を散らす、時限暗号解読作戦が始まった! 知的スリルと興奮に溢れ、すでに完成されていたダン・ブラウンの鮮烈なデビュー作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

124
うーん。ダン・ブラウンの本はかなり読んでいますが、展開が似すぎています(笑)主人公はいつも怪我をおって死にそうになるけれども死なない。しかもその状況で黒幕を倒す…この展開は見え見えになってきています。そう思いつつ読みましたが、この本がデビュー作なので、この本から後の本がこの本の影響を受けているのですね。今回は暗号を探すために走り回る大学教授(この部分も同じですね笑)ロスト・シンボルも読もうと思っていますが、同じ展開でないことを願います。2021/06/26

nobby

103
文庫にて再読。上巻後半から漂っていた胡散臭さのままに、ストレートに手に汗握る展開が心地よい。相変わらずスペイン編での活劇はちょっと超人過ぎ(笑)WEB上での情報管理セキュリティについて、専門的な理解は曖昧だったが、それでも国家機密が誰にでも簡単に漏洩する危機へのカウントダウンを充分に実感出来る。崩壊回避に向けてパスコードを解読していくのに、エニグマやシーザーなど登場する様子にはワクワクが止まらない。最終的なパス・キー判明に向けての考察は難解だが、幾つもの伏線が集約されていたことに気付くと唸らされるばかり。2018/05/09

absinthe

81
随分と無理のある話だが、話は最後まで引きつけられた。飽きないしダレない。崩壊していくNSAの威信をかけたコンピュータの描写が凄い。きっと管理社会を目指した最後の支配者が、体制が、崩壊していく暗喩でもあるのだろう。 オススメまではしないけど、absintheは満足した。 --- これは暗号を完全に管理しようとした米国の姿の暗喩としては面白い話でもある。米国は全ての暗号に政府が解読できる鍵を埋め込もうとしなのは事実だ。恐怖が克服された後に書かれた本だが、予言として書かれたならもっと価値があったろう。2016/01/26

ntahima

54
マッチョとは言えない大学教授と聡明な美女が繰り広げる‘巻き込まれ型宝探し双六’。主人公を追っかけながら追いつけず徒に殺人を繰り返すばかりの謎の殺し屋。良くも悪くも『ダ・ヴィンチ・コード』の原型がここにある。但し、ヒ―ロ―とヒロインはスペインとアメリカに別れて活躍し『天使と悪魔』以降のラングドン・シリーズに見られるような御手手つないで名所旧跡回りの趣向はまだ見られない。ダン・ブラウンと言えばやや陰謀史観気味の蘊蓄が持ち味であり、本作でもNSAと暗号についての蘊蓄を大いに期待したが竜頭蛇尾に終わってしまった。2011/08/21

オーウェン

50
トランスレータ解読ソフトの暗号を巡り、各人が絡み合う下巻。 暗号が刻まれた指輪を求めベッカーは暗殺者に狙われ、NSA停止寸前の状況の中スーザンは身内の職員に疑心暗鬼に。 全ては暗号解読が出来るかどうか。 上巻もそうだったが、なぜか日本が綿密に関わっている。 指輪の暗号も日本の都市が密接に。 解き方などはほとんど常人が真似できない領域なので、暗号解読がいかに天才の集まりなのかよく分かる。2023/07/08

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