講談社青い鳥文庫<br> 卒業~開かずの教室を開けるとき~ 名探偵夢水清志郎事件ノート

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講談社青い鳥文庫
卒業~開かずの教室を開けるとき~ 名探偵夢水清志郎事件ノート

  • ISBN:9784062850780

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内容説明

3姉妹とレーチにも卒業の時がやってきた。そんなとき、開かずの教室の封印がとかれ「夢喰い」が出現。夢は喰われてしまう?清志郎の謎解きに注目!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

53
ついに最終巻。作者が15年かかって書いたシリーズを、たった2週間で読んでしまいました。はやみね先生に申し訳ない。でもおもしろかった。最後の事件とあって、分厚い本でしたが、すごく速く読んでしまいました。後半、約1時間で消化してしまい、何だかもったいない。密室トリックは、なるほどな感じですが、何よりこの本の意義はタイトルそのものでしょうね。教授いわく「青春だねえ」。まさにその通り。2015/09/12

まりお

47
偶々図書館で見つけて、これだけは読んでいなかったと思い、読了。岩崎三姉妹やレーチ達、虹北学園3年生が遂に卒業。長かったこのシリーズも一区切り。に、合わせて、今まで出てきた懐かしのキャラも再登場。だいぶ読んでなかったので、懐かしさを感じました。2018/01/08

ユメ

38
小学生の頃愛読していたこのシリーズ。でも、あれだけ好きだったのに、私が次第に児童文学を読まなくなってしまい、結末を見届けていなかった。大人になって再びはやみねワールドの虜となり、とうとう迎える卒業。教授が卒業式の祝辞代わりに披露した謎解きは、子どもたちへの温かな眼差しを感じさせる素晴らしいメッセージだったけれど、そのあとのレーチの告白に持っていかれた。レーチは、長髪の野蛮人だけれど、亜衣を幸せにできる恰好いい男の子だ。時を経て手にした「シリーズ読破認定証」を前に、このシリーズと出会えた喜びを噛みしめた。2018/05/06

藤月はな(灯れ松明の火)

30
皆がそれぞれの道を進む別れと始まり。懐かしの人々も勢揃い。自分の道を進むことを決めて最後までかっこいいレーチこと麗一とニヒルな黒電話君の最後のやり取りが一番、ぐっと来ました。教授の「夢喰い」の指摘には苦くなってもやっぱり、希望を教授はくれました。夢は諦めるのではなく、可能性を秘めているから大丈夫。彼女達と初めて出逢った時、小5だった私は20歳になっちゃって彼女達の齢を越えちゃったけどやっぱり、私が「ミステリーが好きっ!」と心から実感したのはこのシリーズでした。皆、はやみねかおる先生、ありがとうございました2012/12/20

みなみ

26
名探偵夢水清志郎シリーズの一作。とうとう三姉妹とレーチが虹北学園を卒業して、何だか感慨深い。ミステリーの部分はもちろん面白いけれど、子供へのメッセージが印象的だった。「子どもが夢を持てないなんて、そんな哀しい社会じゃダメだよね。子どもが夢を持てる社会をつくる…それが大人の仕事だよ」「毎日をふつうに幸せに生きるというのは、どんな夢をかなえるより、本当に難しい究極の夢なのかもしれない」2023/07/02

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