内容説明
現代の脅威・北朝鮮はどこから資金を得ているのか? 万景峰号による現金送致、「祖国望郷」を利用した帰還運動、パチンコ事業からの莫大な献金、バブルに乗じた杜撰な不動産乱脈投機、一枚一億円という巨額債券の発行……金日成・正日からの指令を受け、日本から平壌への献金を司っていたのが、朝銀信用組合と朝鮮総連だった。北朝鮮への献金のカラクリをすべて明らかにし、その誕生から没落までを描く「戦後裏面史」。
目次
1 朝銀の設立と崩壊
2 北朝鮮の経済破綻と在日資産への触手
3 北朝鮮への献金
4 朝鮮総連の「商売」と「9月マルスム」
5 投機資金調達と朝銀の蛮行
6 バブル崩壊と朝銀の破綻地獄
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
14
朝鮮系朝銀信用組合は、主に在日朝鮮人の金融機能を担ってきていたが、経営を伸ばすために組んだ総連が暴走することで、バブル崩壊とともに破綻した。今は預金保険機構から融資を受け、国の管理のもと再生を目指している?ただしこの本は2009年発行。今はどうなっているのだろう...それにしても、裏ではいろいろあるし、表の情報だけではなかなか分からないものですね。まぁ、この本の内容がどれだけ正確かも少しは(?)疑うべきかもしれませんが。2014/10/31
晴れ女のMoeco
3
朝銀破綻で、公的資金を投入することに(拉致問題のあとということもあり)マスコミが批判的だったのはなんとなく覚えている。でも、公金を投入することで、金融庁がきびしく監督するって側面もあるから一概に言えないのか。 もともと真面目な商工人たちで助け合おうとしていたのを、総連に利用されてしまった、という印象。2017/11/15
ふら〜
0
朝鮮総連と北朝鮮、そして在日朝鮮人の拠り所となっていた朝銀(信用組合)の関係性と金の流れ、バブル期の無理な融資体制とその崩壊を描く。いつだって北朝鮮はお金に窮していたようで、献金という名の強奪、朝鮮総連によるパチンコ店直接経営(とそれまでの在日朝鮮人のパチンコ経営者の反発)など、まあ色々無理をやりなさる…。そりゃあ金稼げなくなったらサイバー領域強化してくるよなぁ、なんていう感想である。2020/08/19
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