内容説明
文系と理系の知の巨人が、日本と世界の文明についてざっくばらんに語り合った放談集。アメリカ論、毛沢東論から進化論までを縦横無尽に語りつくす。日本は世界を気にする必要なんてない!渡部「日本でも江戸時代に各藩で小判が足りなくなると藩札を刷ったものですが、いまでは世界的な藩札制度になってしまった(笑)」。養老「僕は、日本が持っているアメリカ国債なんか、どうせ紙切れなんだから焼いてしまえっていっているんです(笑)」養老「日本は温暖化対策のリーダーシップをとるなどといっていますが、何か騙されているんじゃないですかね」。渡部「日本がどんなに二酸化炭素排出をゼロにしても、アメリカが出しているのなら意味がありません」養老「中国と仲良くするのは簡単。いざというときは上納金を払えばいい」。渡部「あるいは向こうで永久革命を起こさせつづける。毛沢東が政権を握っているときは、わが国は平穏でした」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
裕由
1
ちょっと古い本を手にしてしまったかな…でも靖国問題とか政治家のこととか、いまでも考え方は基本同じことなのかも。2021/11/18
もいちょうけろ
1
対話形式で進んでいくが、アメリカと中国との距離感の話が主だったかな。2013/11/01
quiz9
0
戦争を経験した世代の方が日本のことが好きで大事にしている感じ。なんで、日本人の日本イマイチをつくっちゃったのかな。日本人は日本大好きでいいじゃないか。2010/08/17
アツシ
0
二人の知識人がアメリカ、中国など諸外国との外交などの諸問題についての考え方を対談。知識が広く深いお二人の考え方は自身が気づいていない視点を与えてくれる。2025/03/26