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内容説明
朝からわが家は大騒ぎ。「遠足いっしょにつれてって」とダダをこねているのは、おとうちゃん。すると、「わたしも遠足につれていってくれませんか」と、声がした。まわりを見渡してみると、ぼくのランドセルに手と足がはえて、目と鼻と口もついていた。ランドセルは「春休み」をとって、学校の遠足に一緒に行きたいといいだした。おとうちゃんとランドセルのけんかが始まった。だけど、おかあちゃんの一言でランドセルも一緒に行くことになった。学校からバスに乗って『りゅうせん山』に向かった。ランドセルは頭がよくてみんなの人気者。お昼ごはんになると、どんどん周りに女の子たちが集まってきた。すると、いじめっこもやってきて、ななちゃんのぼうしをとって逃げた。ところが、ぼうしはトビにもっていかれてしまった。そこで、ランドセルは取り返すために、木に登って……。テンポのよい関西弁と、ユーモアいっぱいの絵が楽しい幼年童話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
44
児童書。ランドセルが遠足についてくるのには、びっくりだったけど、一番びっくりしたのは、けんいちくんのお父さんの駄々っ子っぷり(笑)2016/03/08
かおりんご
43
読み聞かせ(298)けんいちくんのまわりは、不思議なことだらけや・・・という感想。今回の盛り上がりポイントは、お父ちゃんの駄々っ子ぶりでした。2016/03/10
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
41
確かに学校の行事の時は、ランドセルは家でお留守番ですね。たまには遠足に行きたいって思うのも分かる気がします。私だってついて行きたいもん。2019/02/11
しゅわ
32
【図書館】「わがままおやすみ」シリーズの第三弾。つぎなる反乱はランドセル。外の世界に触れるのは学校への行き帰りだけ。楽しい遠足や運動会の日はみんな知らん顔…で寂しい!というランドセルの主張には妙に納得してしまいました。けんいち君の遠足に連れて行ってもらって大冒険するランドセル。たくさんの知識を披露して大人気ですが、けんいち君のためにも ほかのお友達とおしゃべりしていた…というランドセルちゃんのがんばりにはホロリとさせられました。よく気のつく良い子です。2014/11/22
こゆ
19
小3に読み聞かせ。シリーズ4冊目。春の遠足に行こうとしたら、突然覚醒して一緒に連れてってほしいと言うランドセル。その理由は、遠足や運動会といった楽しいイベントには連れて行ってもらえないから。今まで読んだ同シリーズのモノ達の中でダントツで礼儀正しいランドセル。友達や先生ともトラブルを起こさず、うまく付き合う。毎回同じパターンなので予測はつくけれど、最後はやっぱりほんの少しだけ切ない。しかし、「自分も遠足に連れてってほしいと」ランドセルより駄々をこねるお父さんよ…。2023/03/27