内容説明
アリスは客の訪れを待っていた。十年前の恋人、キュロスを。彼は故郷のギリシアに帰って同じギリシア人の女性と結婚すると言い、一方的に別れを告げてアリスの心に深い傷を残した男だ。なのに突然電話してきて、ちょっと立ち寄るだなんて。それでもアリスは、彼にきれいだと思ってほしかった。別れたことを後悔させたくて、黒いサテンのドレスでセクシーに装い、彼を出迎えた。浅黒い肌、海賊のように野性的な風貌、たくましい体は昔のままだ。その姿を見たとたん、アリスの心はかき乱された。彼の魅力には抵抗できない。いくら歳月が流れても……。★１月刊「情熱と絶望のはざまで」（Ｒ－２３５２）に続き、ハーレクイン・ロマンスの人気作家シャロン・ケンドリックがギリシア人双子兄弟をヒーローに据えて贈る華麗な物語をお楽しみください。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
11
コミックをうっかり読んでしまった。思い出してしまった。ロマンス小説を読み始めてから初の壁投げ本だったー！ロマンスを楽しむために読んでいるのにこんな本に当たってしまったことが残念。あまりにもイライラするので忘れないよう記録しておきます。感想は最初のところに書いたので省略させてください・・・。以来、この作家さんは敬遠してます。「エンジェル・キッス」は小説もコミックも好きだったのに。うう。2015/02/28
糸車
3
ハーレクインを読み始めて、「壁投げ」という言葉を知りました。・・・これ、そうなのかも知れない。中身がない。ヒーロー、ひどすぎる。結婚する前に言っておくべきことをずるずると後回しにしてしまうなんて。ヒロイン、考えなし。結婚には勢いが必要だとはおもうけれど、あまりにも軽はずみ。薄っぺらで残念でした。割とどんな本も後生大事にしてしまう方なんだけれど、これは即売り払いたい。読み返すことはないでしょう。2013/04/23
くまた
2
退屈。何度読むのを止めようと思ったか。ヒーローは鬱陶しいし、ヒロインは自分が無い上幼稚。登場人物の人となりや感情の描写もほとんどない。中盤までベッドシーンと中身のない他愛の無い話の繰り返し。退屈な人の「彼が～って言ってね。だから私が～って言ったの。そしたら彼が～って言って…」と言うような話を延々と聞かされている気分。要注意作者だろうか。2015/04/15
みろん
2
10年前に捨てた恋人の元に突然ヒーローが訪ねて来たというお話です。「情熱と絶望のはざまで」より、更にヒーローの傲慢さと非情さがアップ！中盤からの展開は驚きで、これでハッピーエンドとは信じられないと思えたお話。2009/04/05
MOMO
2
なんなのよ、こいつら兄弟そろって！！我が儘暴君もいいところ！！アリスちゃん！！こんな奴しばらくほっといて、十分反省させてから戻ってきてやんなさいよ！2009/04/04
