内容説明
2型糖尿病患者の全員を注射いらずにした名医が教える「糖尿病治療の新・常識」。
目次
第1章 糖尿病は糖質制限で良くなる(大病院から逃げてくる患者さんたち;「常識的な治療」で糖尿病予備軍2000万人 ほか)
第2章 糖質が体をむしばむ(糖質の正体;糖尿病の主原因は、ズバリ、糖質 ほか)
第3章 糖質制限で体が変わる(疲れにくくなり、パフォーマンスがあがる訳;血糖値が下がる ほか)
第4章 薬に頼らず血糖値を下げる18のコツ(治療中は経験のある医師の下で行う;糖質を減らす前に、鉄とタンパク質を足す ほか)
第5章 糖質制限Q&A(糖質制限をすると、ダルくなったり、めまいが起こります。;人工甘味料は取っても大丈夫ですか? ほか)
著者等紹介
水野雅登[ミズノマサト]
医療法人社団友愛会友愛病院医師/日本糖質制限医療推進協会提携医。2003年杏林大学医学部医学科を卒業後、同大学病院の高齢医学科に所属。東京警察病院を経て、2006年より友愛病院に勤務。両親とも糖尿病家系だった自らの体の劇的な変化をきっかけに糖質制限を中心とした治療を開始。97単位に及ぶインスリンの自己注射を不要とするなど、2型糖尿病患者の脱インスリン率100%という実績を打ち出す。糖質制限やインスリンを使わない治療法などの情報をブログやFacebook、講演会などで精力的に発信(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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コウメ
55
血糖値を上げるホルモンはアドレナリン、グルカゴン、成長ホルモンなど沢山あるが血糖値を下げるホルモンはインスリンのみ。インスリンが膵臓から大量に分泌され続けると膵臓がダメになる。身体は空腹から身を守ることは安全策を備えているが、食べ過ぎからは身を守る安全策はない。/「GI値」は、ブドウ糖100ml飲んだ時の血糖値の上がり方を100として他の食品100gを摂取した値。/「糖化」は体内に必要以上に摂取した糖質がタンパク質と反応し「AGE(最終糖化物質)」になる。2020/10/01
たぬきごんべい
19
私は20年来の糖尿病キャリアです。 昨年末、血糖測定器を購入したことで、糖質制限での血糖コントロールをするようになりました。 この本は「糖尿病には糖質OFF生活」の考えを推し進めてくれます。 私自身HbA1c値が過去7年間7%(NGSP値)以上でしたが、今年から初めた糖質オフと 運動療法のおかげで今年測った2回の値はどちらも5.7となりました。 都合の良い症例だけを集めて「インスリン オフ出来ました」という感じもありますが、 糖尿病治療、糖質オフに興味のある方には是非ともお薦めの本です。 ★4.5 2018/08/22
キナコ
16
積読本の一冊。なぜ体のなかで血糖値が上がるのか、その必要性と流れがわかりやすかった。 また血糖値を下げることによるメリットも分かりやすく、実生活に取り入れやすい内容。2024/06/19
えいなえいな
14
昔から甘いものが好きで、ちょっと取りすぎかな?と思うことが多く、糖尿病の心配も出てきたので糖質を控えるようにしています。しかし健康や精神的なストレスから糖質を取らないという事に不安を持っています。ですのでなるべく正しい知識を集めて少しずつ実践していこうと思っています。本書はどちらかというと糖尿病を予防や治療している方が読むような内容で、軽い気持ちで糖質を控えたい僕のような方には早いかもしれません。本書を読む限りは糖質はゼロでも構わないような気はしますが、控える程度で進めていければな、と考えております。2018/12/30
Totchang
11
血糖値が高いとかHbA1cが高いとかではないのですが、年と共に身体活動が減り体重増加と内臓脂肪が増加しておりました。そこで主食の摂取を止めたところ、あっという間に改善されました。その過程を確認するために読みました。怪我で2週間入院することになったのですが、病院食はご飯やパンでカロリーを確保する献立でした。糖尿病を扱う病院ではないにしても、まだデンプンによるカロリー確保が栄養管理の主体なのだなぁと、とても残念に思いました。2018/09/09