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内容説明
「だから 私は命が疲れたと言うまで せいいっぱい生きよう」。この詩をかいて4か月後になくなったゆきなちゃん、白血病をのりこえて医師をめざすもりたくん……。病気になっても笑顔で生きたこどもたちの物語。
目次
命の詩
病気のはじまり
大部屋の家族
はじめてのおわかれ
こども病院
お母さん
手術
ちいさな学校
二行の詩
なかよし
プラス思考
ありがとう
星になったゆきなちゃん
ゆめ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
97
やっぱり子どもの医療モノは読んでてツラくなりますね。がん、白血病と戦う子ども達の姿を綴る作品です。ツラい病と毎日戦いながら、少しでも良くなろうとする姿は涙なしには読めません。また、変われたら自分がと思う親のキモチも読んでて胸が苦しくなります。ツラい毎日を精一杯の笑顔と共に生きていく姿には、普段の自分のちっぽけさを痛感させられます。病院の院内学級で実際に書かれた子ども達の詩が、これまた涙なしには読めず。改めて普通なコト、当たり前なコト、そして何より健康なコトに感謝して、これからもしっかりと生きていきます。2023/08/19
じょんじょん
48
涙なくしては読めません。ひたすらに切ないです。「命がつかれたというまで、せいいっぱい生きよう。」「生」を駆け抜けていった11歳の女の子ゆきなちゃんの「命の詩」。こんなにもシンプルで、こんなにも心打つ言葉を紡げるなんて。重病とたたかうゆきなちゃんと両親を中心として、こども病院で病気にたちむかう子供たち、そして院内学級での助け合いと喜び。そのピュアさの前には、自分がもっているさまざまな煩悩、欲望、感情など、すべてが卑小なものに感じられます。「生きる」ということの大切さを修飾語なしで突きつけられる一冊です。2018/10/10
きのぴ
23
「だから私は命が疲れたと言うまでせいいっぱい生きよう」わずか11歳で自分の残りの命を悟り、でもそれまで精一杯生きようと決意するゆきなちゃん。11歳の女の子のどこにそんな強さがあるのだろう。ゆきなちゃんだけでなく、この本に登場する子供たちはみんな強くて聡くて優しい。生きたくても生きられない人がたくさんいるということ、当たり前のことなのに普段生活してると忘れちゃうなぁ。2018/12/03
花々
10
これは、胸がつまりますね。病気で学校に行けない子供達が院内学級で助けあいながらも明るく皆と勉強したり、頑張って辛い治療を受けたり。勝手な思いですが、子供にだけは病気ってかからないものだといいのに、と思います。小さな子が苦しんでいるのは見るに堪えません。それにしても、皆の詩が素直な気持ちで書かれていて心にとても沁みました。2014/06/12
ほっそ
8
家族から透けて見えるドクターの様子が、切ないものでした。ゆきなさんのお母様も、ナースの経験あるとは、余計に切ないものでした。2018/08/22
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