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内容説明
80年前の世界恐慌の教訓を活かせ!100年に1度と言われる金融危機は、さらなる拡大をつづけている。1930年代の世界大不況は、株価がピーク時の9分の1になって、やっと止まった。人類はふたたび大恐慌の地獄をみるのだろうか。誰の身にも等しく襲いかかってくる金融危機の実態を観察し、対処法を考えるための好著!
目次
第1章 リーマン・ショックは大恐惨につながるのか
第2章 「二〇〇七年までの現代」と似ていた「大恐惨前の一九二〇年代」
第3章 人類が八〇年前に経験した恐怖
第4章 日本では政策の失敗が昭和恐惨をより悲惨なものとした
第5章 成功しなかった「恐慌脱出への試み」
第6章 金融資産の崩壊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Naota_t
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主に1929年に発生した株価が1/9にまで下落した世界的金融恐慌の背景、その後の世界情勢の解説がメインで、そこから現代の対処法を指し示す。 「第6章 金融資産の崩壊」子どもでも分かるバブルの仕組みが分かり易かった。 無人島での三人のやり取りで石ころの価値が上がり、BS負債の部が膨れ上がり、その価値が崩れたときに払う対価(総資産)が足りない状態であるということであり、バブル崩壊が会計感覚で説明してもらうとグッと分かり易くなった。 2014/06/06
vladimir-kyoto
0
今、改めて振り返ると20年代の大恐慌前の好況期が異常だった印象。日本のバブル崩壊はそれに比べればマシな部類なんだろうな。日本の場合は高値更新に何年かかるか分からないが。2013/12/07
ken
0
よみやすい2010/09/17
Humbaba
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人は歴史から学ぶことができる.この言葉は,少なくとも事金融に関しては成立しない.バブルがはじける度に,もはやこのようなことは起こらないだろう,と誰もが考える.しかし,誰もが考えながらもバブルはなんども発生している.そして,それによって恐慌も繰り返される.2010/05/16