出版社内容情報
落語家だった遊動亭円木の盲いた瞳にうつるのは、運命の女、川原の薄雪、声なき笑顔そして流れる命。夢と現の間に浮上る十の物語
内容説明
噺家だった遊動亭円木は盲いて高座をおり妹夫婦の居候になっている。マンションには牡丹がたくさん植えてあり、その名もボタン・コートという。近所の金魚養殖池のおやじや、かつてのひいき筋のだんな、ボタン・コートの中国人や、むかしの女など、さまざまな仲間に囲まれて、時に楽しく、時に哀切な円木の日々が過ぎてゆく。あるとき金魚池にはまったところ、溺れ死んだと間違えられて、生きている円木に弔問客がやってきた。



