内容説明
元刑事・水木和俊は、大都会東京で挫折し、老母の待つ故郷の知床に帰ろうとしていた。だが、羽田空港で、十津川警部に拘束されてしまう。かつて水木に痴漢の汚名を着せ、その警察官人生を葬り去った女性を殺害した容疑者として……。世界自然遺産に選ばれた美しき知床と、真夜中に目を覚ます欲望の街新宿。対照的なふたつの土地を舞台に、人びとの愛、欲望、そして死が絡みあう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
deria
7
数時間で読み終わるお手軽なミステリ。今作ではお馴染みの十津川警部は脇役で、ちょっとしか登場しません。それにしても相変わらず読点が多くて、読んでいて違和感を感じます。お客様に頂いた本2016/03/03
北の親父
2
結果が最初にあり、後からストーリーを肉付けしたみたい。2012/02/28
カツ丼
1
知床に惹かれて読んでみた。懐かしい景色が思い出された。この作品には列車はほとんど出てこなかった。こういう作品もあるんだね。2014/04/13
kenkou51
0
長編 2000年以降の西村氏の作品は十津川が全面に出て事件を解決する作品より、主要人物を影から光らせる一歩引いた形で出てくる作品の方が個人的に好きです。 この作品がまさしくそれで、元刑事の水木と犯人グループの対決や飲み屋ママ秀子との関係がメインで展開されていて楽しく読めました。そして東京と知床という関係も情景の違いがはっきり浮かんできて心地が良い。 2015/10/08
名前決めるのめんどくさい
0
……はは2010/02/18