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内容説明
世界での存在感がますます薄くなっている日本。その大きな原因は、人材のひ弱さだ。問題を構造的に分析し、リスクをとって個別解を出す力が日本人には欠けている。マッキンゼー、ウォール街、シリコンバレーを経てSAP、ルイ・ヴィトンなどの日本支社長を務めた著者が語る、世界レベルの思考マインド。
目次
序章 なぜ優秀な日本人が世界で通用しないのか
第1章 職業選択に見る人生観―私の原点 人生を変えたマッキンゼー入社
第2章 正解のない教育―ハーバードを通して見る世界の潮流
第3章 狩猟民族的資本主義の光と影―「顧客」の概念が消えてしまったウォール街
第4章 巨大なイノベーションの孵化器―アメリカの真の強さをシリコンバレーに見る
第5章 本格的社長業の試練―日本企業の国際競争力を高める使命
第6章 ブランドのつくり方―ルイ・ヴィトンと日本
第7章 グローバル・マインドで見た日本―アメリカとアジアに取り残されつつある日本
第8章 グローバリゼーションと日本―「エクイティ資本」と「デジタル化」が起こす地殻変動
第9章 グローバル・マインドの実践―世界で通用する発想への転換
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
10
★★★★日本人が初等教育から受験にかけて刷り込まれる「正解への呪縛」。これは「完璧主義」の裏返し。よく「謝る」習性や、誤りを犯すことへの恐怖も日本人ならでは。正解がない問題では自分と違う意見の「揚げ足取り」に走る。正解のある問題しか解けない官僚。人生は常に「個別解」というのが筆者の訴え。ギリアド社のマイケル・リョーダンがハーバード・ビジネススクール時代の友人とは!2013/04/20
Kentaro
2
ダイジェスト版からの要約 「現場至上主義」は実際に動いているモノを見せろということであるゆえに、まだ構想段階のモノとか、ソフトウェアやビジネスモデルのような抽象概念に近いものは評価が低くなる。このおかげで日本企業は、検証されていないものをマーケティング的に提唱したり、新しい事業モデルを打ち出すのが苦手だ。資本が瞬時に国境を超える現代、投資家が一番見るのは、将来のビジョンと業績予想である。投資家は現場を見る立場にはいない。彼らは未来を見ており、その際には経営者の未来を語る言葉が大きな判断基準になるのである。2018/07/17
新平
2
非常にバタ臭い題名だと思ったが読後感はすっきりとしていた。日本の経営者の半生記にあるアクの強さがない。ハーバードビジネススクールからウオール街で奮闘する著者は、冷静な探検家のようにみえた。しかし後半の、外資系の日本法人の雇われ社長編になると探検のワクワク感は半減した。まえがきで述べている「人生は『個別解』」という言葉が印象的だ、と思っていたら「おわりに」でもくり返し述べていた。良い言葉だ。2012/04/17
takachan
2
ガバナンス革命のところは、「なるほどな。」と思った。PhotoReading2009/05/27
あゆさわ
1
読みました。精神論ぽいのでスイスイ読んでしまいます。自らの体験や見方なんかを書かれています。なにかを簡単に示してくれる感じではなく、この本からなにかを学ぼうと思ったらより能動的にならなくてはならないのだと思います。2014/08/06
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