- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少女/レディース)
内容説明
1人暮らしを始めた素子のもとにある日一通の手紙が届いた。酔った勢いで開けてしまったがよく読むと以前の住人宛のもの。出来心でつい返信をしたけれど後のやり取りが楽しくなって…。 ほんわりとした日常の中にせつなさが行き来する珠玉の作品集。 【収録作品】手紙/ソラミミハミング/河を渡る、きみと歩く/我が家の食卓
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
74
引っ越して来た部屋に前の居住者宛の手紙が届き、いたずら心で返事を出すことから始まる表題作は、描き方で様々な展開が用意できそうだが、予想以上にあたたかい話になってじんわりきた。「ソラミミハミング」はせつなかったなぁ。。「河を渡る、きみと歩く」は、いきなりのツバメの登場にちょっと戸惑い、ファンタジー色濃い目だけど、最後まで読むと「あぁいい話だったねぇ」と納得する。少女漫画を読んでいていつも「本気で好きならもっと相手と気持ちを、じっくり話し合おうよ」って思うのだけど、好き過ぎて自分を抑えてしまうのかもだね。2013/06/26
lonesome
41
運命の人、出会うべくして出会う人というものは存在すると思う。その人とこれから先ずっと結ばれるかは別にしても、奇跡のような偶然に導かれる出会いがある。「手紙」もそんな偶然が縁を結ぶ物語で、一捻り効いているところが面白いし、やっと始まる二人のこれからがどうなるのか想像して終われるのも素晴らしい。それから「河を渡る、きみと歩く」も、相手を大切に思えばこそすれ違ってしまう思いがあって、ぽんたろうのような存在が登場するこういう物語も好きだ。そしてやっぱり絵も素敵です。2014/06/24
このん
23
表題作は、アパートに引越した素子に手紙が届いた。封を開けて読んで見たら前住人への手紙。北海道に住むお母さんが息子に宛てた物だった。思わず返事を書く素子。それから始まる息子になりすました文通。いつもこまごまと電話して来る自分の母親に嫌気がさしていた素子だけど…。私は、今は母親になっているけど、幼い頃に亡くなった母親はどうしてくれただろう。三話めの『河を渡る、きみと歩く』谷川さんの本は、時々不思議設定だけど泣けた。ぽんたろうは死んでしまったツバメの魂?可愛かったし良い子で泣き顔も可愛い。泣けたよ(3250)2013/04/11
まりもん
19
他人になりすましての文通って・・・・。うまく続いたけれどやはり真実が明るみになる時が。この時の焦りなんかを上手く表現されている。2010/11/28
たま
18
家族ものや失恋もの、ファンタジーなど色々な要素のつまった短編集で、どれも好きになりました。表題作「手紙」は、娘が心配であるゆえに干渉的な素子のお母さんと、ほとんど干渉してこない自分の母は全然似ていないのですが、手を振り見送る素子母の姿には既視感を覚えてとてもぐっときました。他の作品も全部じんわりときて心温まりました。谷川さんの他の漫画もどんどん読みたいです。2013/01/11
-
- 電子書籍
- 間違いだらけの老化の常識
-
- 電子書籍
- 夜廻り猫(11)
-
- 電子書籍
- 花ゆめAi 婚前アットホーム stor…
-
- 電子書籍
- オトナ女子のお金の貯め方増やし方BOOK
-
- 電子書籍
- 非情な大富豪 ハーレクインコミックス