内容説明
数多くの武勲を立てて名を成した、誉れ高き騎士ケインは、殺戮の日々にいやけが差し、剣を捨てて村の鍛冶屋となった。再出発の地でようやく穏やかな日常を手に入れかけたとき、輝く美貌と無垢な心をあわせ持つ領主の娘ソフィアと出会う。彼女にしつこく言い寄っているサー・グリエルは醜悪な男で、目的のためには暴力をふるうことも辞さない卑劣な輩だった。求婚を拒んだため、彼に痛めつけられたソフィアを目にして、ケインのなかで眠っていた騎士の魂が息を吹き返した。ソフィアの身はおれが必ず守ってみせる――この命をかけて。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
14
「愛と称号と財産と」Book5にあたる。One for all,all for one(一人はみんなのために、みんなは一人のために)を彷彿させる友情が印象的。戦争で心の傷を負ったヒーローは騎士の位を返上して鍛冶屋となり隠遁生活を送っている。もう人は殺さないと誓っていたが、力ずくでヒロインを我が者にしようとする悪党領主から愛する人を守るため、ひとたび騎士となる。このシリーズ全6作品、一気読み。願わくばもっと読みたかった。世界観が好き。2024/06/30
mum0031
4
領主の娘ソフィアと、元騎士の鍛冶屋のケイン。 強引な求婚者グリエルに悩まされるソフィアを、窮地から救うケインとの間で芽生える愛情。 グリエルに拉致されたソフィアを、仲間と共に救出に向かう。 ケインは、人は殺さないと言う主義を曲げず、仲間に助けられる。 あぁ、お決まりの設定で結果ありきの自己中男でした。2019/05/27
パンケーキ
2
愛と称号と財産とシリーズの一冊。過去に出てきたヒーローがたくさん出てくるから胸が熱くなる。城を包囲して皆で協力してヒロインを取り戻す所は時間を忘れるほど夢中になって読みました。後半に出てきたドムナル、彼のその後が気になる。2014/06/04
早川珠生
1
このシリーズで初めてヒロインに危害を加える悪者の騎士が可哀想に思えた 確かに無理矢理で無茶苦茶な迫り方をしてヒロインに嫌われていたけど居城が女主人が居ないにも関わらず綺麗に整えられていたり細かな心配りが出来ていて迫る相手を間違えなければちゃんと治まっていたのではないか?と思わずにはいられなかった ヒーローも辛い過去や親との蟠りがあっても乗り越えようと頑張っていて好感持てた 面白かった2012/03/19
nayui
0
★★★☆☆2012/03/15
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