角川文庫<br> 道三堀のさくら

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角川文庫
道三堀のさくら

  • 著者名:山本一力
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043929016

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内容説明

道三堀から深川へ、暮らしに欠かせない飲み水を届ける水売りたちは、皆自分の仕事に誇りをもって働いている。そんな水売りの一人、龍太郎には、蕎麦屋の娘・おあきという許嫁がいる。日本橋の大店が蕎麦屋を出すとの報せに、「美味い水」が必要だと思い知らされ、協力して美味い水造りを始めるが、いつしか二人の間に微妙な隙間風が吹き始めて…。人の気持ちに翻弄されつつも、せつなく凜々しい、江戸の「志」を描く長編時代小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

60
江戸は深川で水売りを職業と龍太郎さん、水を大切に思う気持ち、買い手の気持ちを大切に考えての仕事ぶりが気持ち良く感じられますね。 2016/02/05

UK

36
江戸の水売りの青年の物語。たまたま手に取ったのだけど、面白さに逆に驚く。ほほお、やっぱり山本さんって作品の出来が安定してるな。人物像もよく、ストーリーも面白い。単純に恋が成就するのではないところも、かえって地に足が着いている感じがして好もしい。レビュー件数の少なさにまたまた驚く。もっと読まれてもいいんじゃないかなあ。ま、図書館で借りるには順番待ちがなくていいや。この人、もっと読もう。 2018/03/30

roomy

27
未読本かと思って読んでみたら読了本でした。話を忘れていたのでまた楽しめました。2017/02/23

roomy

27
初山本一力作品。とても読みやすかったです。プロフェッショナルな仕事ぶりが気持ちいい。龍太郎には幸せになってもらいたいな。虎吉さんは儲けることだけじゃなく人のことも考えてて素敵♪2015/02/21

Kaz

24
江戸時代の江戸は埋立の街。だから井戸を掘っても塩水しか掘り上げられないため、飲み水の確保が至上命題であった。神田上水は江戸市中を通った後、道三堀から日本橋川に流れていた。上水が届かない深川方面に水を売り歩く人々が水を汲み上げいたのが、道三堀。こう聞くと水の確保は死活問題。売る人買う人それぞれに物語がある。 正直なところ、江戸時代を題材にした話は幕末以外には面白みに欠けるという印象で、この手のジャンルは敬遠していた。歴史ではなく、人間模様として読めばそれなりに面白い。2022/10/19

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