内容説明
指針を失った時代の中、教育の在り方が問われている。四十年以上にわたりキリスト教教育の現場に身を置いてきた著者はそこで何を見、何を感じ、何を求めたのか。本書は著者が各地でおこなった講演や研究会での講話を中心にまとめたアンソロジーであり、その歴史、意義、使命を説きながら、果たしてこの時代にキリスト教教育はいかなる貢献ができるのかを常に問い続けてきた軌跡を滋味豊かな言葉で伝える好著である。
目次
第1部 人を生かすキリスト教教育(キリスト教精神に立つ大学におけるキリスト教教育 キリスト教に基盤をもつ教育共同体―人を生かすキリスト教教育 キリスト教学校教育同盟の意義と使命 キリスト教学校の教師の使命―すべての教師が見出せるように キリスト教教育と教育基本法)
第2部 キリスト教教育の課題と使命(キリスト教教育の課題 福音と教育 キリスト教女子大学・短期大学の存在意義 キリスト教学校の礼拝 キリストと共なる前進―アジア・太平洋地域におけるキリスト教学校の使命と意義)
第3部 キリスト教大学を巣立つあなたに(澄み冴えた心をもって―卒業礼拝説教 愛をもって仕える人に―大学学位授与式告辞 学びの姿勢をもち続けて―大学院学位授与式告辞)