講談社+α新書<br> 「環境」都市の真実 江戸の空になぜ鶴は飛んでいたのか

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講談社+α新書
「環境」都市の真実 江戸の空になぜ鶴は飛んでいたのか

  • 著者名:根崎光男【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2015/03発売)
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  • ISBN:9784062725422

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内容説明

世界に名だたる「江戸=エコ都市」は実は嘘? 百万都市の理想像はなぜ「歪曲」されるのか? ゴミの不法投棄が頻繁、過剰な動物保護……など、最新知見で初めて明かされる江戸の環境事情。

目次

序章 江戸の町づくりとその範囲
第1章 江戸のゴミはどこにいったのか
第2章 「もったいない」精神はなぜ広まったのか
第3章 江戸の屎尿はなぜ下肥として利用されたのか
第4章 江戸の空になぜ鶴は飛んでいたのか
第5章 江戸の癒し空間はなぜつくられたのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

engawa

1
「ブラタモリ」で知った本。江戸の町に公衆便所があったことを初めて知った。坂にゴミを捨てる習慣があったことも知らなかったというか、江戸の町のゴミ処理システムについて、考えたこともなかった。それにしても、所謂化学物質のなかった時代のゴミ処理は、今よりは楽だったのでは?2011/05/15

シュラフ

0
街の多くを武家屋敷と寺社が占めた環境都市の江戸。この本では、江戸の街の暮らしぶりについて環境面から書いている。リサイクルシステムがうまく整備された環境都市といったイメージであるが、そんなに単純な話ではなかった。 やはり一番はゴミ問題。当初はゴミを川にそのまま捨てていたため、船の航行を妨げたり、ゴミで川底が上がる、など色々と問題があった。また、街中を下肥(し尿)を積んだ荷馬が行きかったため相当強烈な悪臭がしたはずだという。何かともてはやされる江戸であるが、手放しでパラダイスという訳ではなかった。2012/11/19

酩酊石打刑

0
幕末、戦国時代、源平合戦、壬申の乱、などなど動乱の時代にどうも興味が行きがちだったため、江戸期には目が向いていなかった。でも、わたしの性向としては、平和を謳歌するこのような時代の方が興味深しのかもしれない。しかし、古文書の少ない情報の中からいろいろなことが見えてくるのって楽しそうな気がする。2012/08/06

タイクーン

0
これが作者にとっての「真実」であることはともかく、江戸について新たな視点を与えてくれるのではないだろうか。鶴の処遇・屎尿ビジネスなど中々に興味深い。それはそうと、こういった真実を謳う本や学者には、猜疑心をもって相対すべきだ。真実というのは、恣意的な解釈に基づくことでしか成立しえないからである。事実の解釈から真実が生まれるだけだ。各々の真実はあって当然だが、そこに至るまでにどれほどの事実を積み重ねるかが肝要だ。2010/09/14

numainu

0
評価E2009/09/15

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