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内容説明
モノの売れない時代になった。これまでのように単に魅力的な品ぞろえや売り手側の一方的な販売促進だけでは太刀打ちできない状況が到来している。そこで注目されているのが、マイクロマーケティングである。いわゆるマクロのマーケティングが、大多数の消費者を対象に大規模な販促で大量販売を目指すのに対し、マイクロマーケティングは「限られた商圏内の標的顧客に狙いを定め、持続的な需要を創造していく」ものである。マイクロマーケティングで最も重要なのは、「商品中心」から「顧客中心へ」という考え方の転換である。従来から顧客満足という言葉はあるが、ここでは顧客のライフスタイルにまで踏み込んだより戦略的な展開が必要になる。本書では、こうした視点からマイクロマーケティングの実践法をわかりやすく解説する。具体的な戦略事例も多数紹介してあり、現場ですぐに役立てることができる。まさに「売れない時代」の救世主となる一冊である。
目次
第1章 小売業のマイクロマーケティングの基本知識
第2章 マイクロマーケティングにおける統合戦略の実際
第3章 立地および商圏の設定による業態の出店戦略(Location & Store Development)の視点
第4章 商品化政策を推進するライフスタイルアソートメントの実施視点
第5章 インストアマーケティングの戦略的展開の視点
第6章 ロイヤルティマーケティングへの取り組み
終章 消費環境の変化とマイクロマーケティングの方途