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内容説明
「お金をもらうなら、ちゃんと仕事をしろ。ここは戦いの場である」「菓子作りの精神は、30年たってもブレない」「甘ければ甘いほど、素材の味は出てくる」……。多くのパティシエに影響力を持つ洋菓子界の第一人者、河田勝彦(オーボンヴュータン)が、これまでの職人人生で感銘を受けた11個のフランス菓子を題材に、「菓子職人」として歩んできた人生と菓子作りの哲学や情熱を語る。カヌレ、シュークリーム、マカロンなどの「レシピ」や仕事場の写真を多数収録。
目次
1 フレジィエ
2 カヌレ・ド・ジロンド
3 シュー・パリゴー
4 ボンボン・ショコラ
5 マカロン・ドゥ・ナンシー
6 プティ・フール・セック
7 オーボンヴュータン
8 ガトー・ピレネー
9 ゴーフル
10 コンフィチュール
11 コンフィズリー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
22
こういう方々の人生語り、結構好きです。特に、自分とは、全くの別世界で、変に教訓っぽく書かれるのではないと、淡々と実際に生きてる方々の大河ドラマを楽しむことができますね。世田谷の何軒かしかお店も無いような 尾山台の駅に、かつて 有名なお菓子屋があるんだよ、と言われたのは、もう何年前だろう。今や、東京でも知られた洋菓子店になり、日本橋高島屋にも出店しているオーボンビュータン。河田さんの熱さが伝わってきました。(実際に部下になって働きたいか?は別ですよ)2015/10/03
Humbaba
5
絵や細かな情報が無いからこそ、自分自身の頭で考えることが出来る。発想は、なにもないところからは生まれない。昔作られ、そして保存されているものはたとえそのまま活用することはできなくとも、何らかの発想を与えてくれる原点になりうる。また、それは料理にかぎらず、多くの者に触れるだけでもそのような元となる。2014/08/21
靖
2
職人としての頑固っぷりが清清しい。自らの仕事に対する恐るべき自負。読んでいて背筋が伸びる。2012/10/15
しょうたん
1
シェフのお菓子が大好きです。カヌレのふわっとしたラム酒とバニラの香り、プティフールセックのバターと粉の香ばしさ。どれを食べても美味しかったのは、シェフが「経営者」でなく「ウーブリエ」で居てくださったからだと思います。作り手が作っているもののことを思って丁寧に作られたものは、美味しい。レシピも載っていますが、やっぱりオーボンヴュータンのお菓子が食べたくなります。2012/10/09
TERu☆
0
☆☆☆☆2012/03/12