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内容説明
舌は味覚の器であり愛情の触覚でもある。半世紀以上を天皇の料理番として様々な食材を知り尽くした著者が、古今東西の箴言や寓意を織り交ぜながら、秘食・強精について大いに語り、イカモノ談義に華を咲かせる。また味と香りだけではなく歯切れや舌触りなどの触感に焦点をあてた名著。半世紀を経て復刊・初文庫化。
目次
秘食(秘食;思わぬ副産物 ほか)
イカモノ談義(天皇陛下の御勇記;なんでも食った川島四郎氏 ほか)
呑む(呑む;野ジミ ほか)
器(庖丁;箸 ほか)
舌ざわり(うまさと舌ざわり;うまいものは生命が欲するもの ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
51
「天皇の料理番」として知られる著者のエッセイ集。奇食珍味と器のことなどが綴られている。奇食珍味については様々なイカモノと呼ばれる食べ物について興味深い話が多かった。また、「あまりにも食べ物についてやかましいことを言う人は眉唾とまではいかなくてもたいしたものではない。ほんとうにあらゆる食べ物に口が肥えたらこれほど不幸なことはないではなかろうか」という言葉が印象に残った。2015/11/13
ぼちぼちいこか
8
本の初刊行が今から60年以上前。副題の「天皇の料理番」の部分は内容とあまり関係がない。滋養強壮や精力増強の話から始まり、いわゆるゲテモノ料理などを紹介。食事にあわせるワイン選びや、器の扱い、料理人の基本、食通など多岐にわたる話。最後には著者が書いたものか、手紙に書かれた感想なのか少し分かりずらい。しかし、ジビエ料理など今話題の料理を書かれているなど、古さを感じさせないのは、人間の食欲が昔も今も同じということなのだろう。包丁の手入れなどは参考にしたい。2019/12/29
Ribes triste
5
人によっては好みは分かれる本でしょう。でも私、こういう元気のいいオジサンの武勇伝やらイカモノ喰い話をを聞くが、好きだったりします。その道に徹して生きてきた人だから聞ける話でもあります。2015/05/24
Gen Kato
4
秋山徳蔵氏は小説に描かれたものより、ご本人のこうした文章のほうが断然おもしろい気がする。かなりあっち方面のネタが好きなおじいさんだったんですね。吉川英治の序文も歯に衣着せぬ感じがたまらなく楽しい。2018/12/30
猫
3
「天皇の料理番」のタイトルに惹かれて購入。明治・大正・昭和天皇の食事に関する話が読めるかと思ったら、そういう話はほとんどなかった。割ととんでもない奇食の話や、下絡みの話も結構あって、ところどころで気持ち引き気味に読んだ。でも、食に対する想い・こだわりは熱く、プロとして生きてきた人の文章だと感じた。2014/11/18




