内容説明
6歳の子どもの日に父から囲碁セットをプレゼントされたのが囲碁との出会い。小さな女の子だった梅沢さんが、碁会所で大人相手に対局する横には、必ず怖い顔でそれを見つめる父がいた。そして12歳で全日本女流アマチュア囲碁選手権大会ベスト8に。天才少女と言われた娘に大きな期待をかけてくる父は、対局に負ければ電車の中だろうと延々と叱りまくり、ときにぶたれたこともあるほどに厳しかった。中学2年生でプロを目指したが、プレッシャーに弱くていつも次点。7年間で14回もプロ試験に落ちつづけた。囲碁から逃げた時もあった。しかし、そんな梅沢さんが、念願のプロ棋士、そして女流棋聖のタイトルを獲得。いまでは日本だけでなく世界に囲碁を広めることに力を注いでいる。この本は、お父さんやお母さんがプレッシャーだと感じるとき、自分の将来の夢や進路がわからなくなったとき、自分がここ一番のプレッシャーに弱いと感じるときに読んでほしい。
目次
1 未来の道のはじまり方は?(「好き」じゃなかった囲碁;負けず嫌い ほか)
2 プロ棋士になる(苦しい、でもよくがんばった五カ月;ついにプロ棋士に ほか)
3 石が輝くとき(石が輝くとき;夢中になると奇跡を起こせる ほか)
4 囲碁が教えてくれたこと(集中!;スランプになったときは ほか)
5 夢にワクワクしていますか?(ワクワクする夢が力になる;日本の心を知る ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともゆき
9
若い人(子ども)向け。ゆかり先生ファンとしては楽しめました。2015/07/21
piro5
4
何か教訓になるという内容ではないけど、一人の女の子がプロ棋士になるまでの話として読めば楽しめるかと。父親が凄い教育パパだったようで、負けると1時間ぐらい「なぜ負けたんだ」と怒られ続けて、それが嫌で仕方なかった。。というのが半分ぐらいを占めている。プロ試験に合格した時、死んだ父に感謝の言葉を述べつつも「囲碁の時の怒ってばかりの厳しい父は嫌いでした」とやっぱり複雑みたい。厳しいだけの教育パパでは感謝されませんよ、と。プレッシャーに負けない方法は、、書いてあったかも。覚えてません。。2016/01/11
ybhkr
1
あれ?梅沢由香里先生、ご結婚されて名字が変わったような…それより前に出版されたのかな?アニメヒカルの碁にも出演していた由香里先生の半自伝的なエッセイ。お父様、自分が囲碁をやっていたわけでもないのに、毎回娘について囲碁教室や碁会所に通っていたエピソードがすごい。中央線で娘に怒鳴り続ける父親…亡くなったらよい思い出だけが残るから、それはそれなんだろうな。囲碁は奪い合うのではなく与えあうもの。そうかー、その発想はなかった。囲碁、やりたいのだがなかなか機会がないのだけど、この言葉は忘れないでおきたい。2017/04/17
最終バック九番手
0
カラーグラビアなし、結婚後の話もなし…プレッシャーに負けないためには自信になる経験をする、慣れることで恐怖心を少しでも減らす…表、グラフ:なし…参考文献:なし…索引:なし…第1版第1刷2009年1月7日…本体1100円2009/02/02
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