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内容説明
ハリウッド等の海賊版が、ミャンマーをグローバル化する。「非合法」な行為が、統制社会を「自由」にするのだ。ポピュラー文化の浸透は、アジアの人々をどのように変えるのか。
目次
第1章 アジアとアメリカ
第2章 ミャンマーの海賊たち
第3章 中国の海賊、そして文化とコピーの関係について
第4章 ティーショップの霧深く―公共圏から見たアジア文化
第5章 ポピュラー文化が切り開く通路―「韓流」が見せたアジア的交流の可能性
終章 空高く、あるいはビル群の隙間からアジアの明日を見つめる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
49
タイトルに海賊版と入ってはいるが、実際の海賊版に関する記述は極めて少なめ、全体の二割くらいか。著者の主張する所は海賊版を通じてミャンマー、中国等の権威主義国家に公共圏という風穴を開けるという事なのだが、現在の目から見るとミャンマーでは内戦、中国はますますの権威主義に傾いている故、著者の主張はナイーブに過ぎたのではないかと考えられる。それに加えここでは海賊版をプラスの面からのみ捉え、それが及ぼすマイナス面例えば原作者の権利や経済的側面を完全に無視している所も疑問。人文学らしい形而上に終始した一冊でした。2026/05/27
影実
1
積読本。文化人類学者の視点から海賊版コンテンツを切り口に、アジアにおけるアメリカ文化などの受容や公共圏の成立について語った一冊。切り口は面白いし内容も興味深かったが、タイトルと裏腹にミャンマー、韓国、中国の一部くらいしか取り上げておらず、海賊版のマーケットなどについての話も少なく、ちょっとイメージしていた内容と違った。2022/03/09
Tomomi Hori
0
最近の出来事を受けてこの本のことを思い出す。エルメスの件はともかく(だって漢字表記しようとしなきゃよかったわけで。)、ジョーダンスポーツだっけ??中国での登録商標の問題。これぞアメリカ文化っのバスケの超スター選手のイメージがこうやって中国でのビジネスにもちろん許可なく用いられている現状。この先生はどう解説してくださるのだろうと思ったわけです。そして、もうひとつこの本について言えば、『さまよえる近代』とか『公共性の構造転換』とか、重要な文献を端的に紹介してくださっていること、本当にすごいです。
カネコ
0
○2010/04/25
GEO(ジオ)
0
タイトルはアジア海賊版文化だけど、海賊版に関する話はあまりない。海賊版の話というよりは、海賊版を含めた文化が、アジアでどのようにグローバル化していったのかを述べた本。2009/10/27




