- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
日本人は中韓と、政治・経済・文化においてアメリカなどへの対立軸となりうる「東アジア共同体」を設立しうるのか? 協調の前に認め合わねばならない日中韓の「差異」について考察を深め、あるべき姿を提案する。
目次
第1章 東アジア化する日本
第2章 中国…鍋の蓋が危ない
第3章 韓国…上も下も性善説の危険
第4章 日本…「メタ」から「ベタ」へ
第5章 「韓流ファン」と日本の変化
第6章 「東アジア共異体」へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nnpusnsn1945
59
タイトルか一見挑発的にみえたり (概ね国によって違う部分はあるから下手に一体化はできないけど、互いの違う所を認めていこうネ!という感じ)、話の軸がぶれ気味等の欠点はあるが、本題も余談も面白い。古い本ではあるが、今でも通用する。韓国、中国は性善説に依った統治が基本となっており、自分が正義と考える意見を貫く傾向にあるようだ。2021/08/22
兵衛介
3
メタとかポストモダンとか脱構築とかの言葉が頻出してきた時点で読む気がなくなってきたが斜め読みで読了。東アジア諸国の厄介さを性善説という切り口から理解するとなるほどと思った。日本が性善説化即ち東アジア化しつつあるというのも頷ける。危ういことである。2010/12/30
morigami
2
挑発的なタイトルだが、ひとつになれないからこそ日中韓はもっと積極的にコミットすべきである、というのが著者の真意。儒教に根差した韓国人のメンタリティや、日本人のポストモダンからモダンへの回帰志向といった分析が興味深い。著者の専門からか日韓に関する話題が多め。2010/05/20
長岡紅蓮
2
筆者は共同体ではなく、「共異体」を立ち上げろと主張している。支那と朝鮮の深層的な考えに触れているので、民主党がつくろうとしている東アジア共同体について違和感を感じる人は読んでみたらいかがでしょうか。2010/02/17
cielbleu
1
韓国人の考え方を知るには興味深い本でした。2009/04/09