内容説明
名作『ミシン』の待望の続編! 派手なパフォーマンスで人気を集める美少女ヴォーカリスト・ミシンと、ミシンに憧れてギタリストになった鈍臭い私の、友情よりも愛情よりも深い絆の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパイク
14
初読作家。パンク・バンドの女性ヴォーカリストが最愛の男の死から立ち直るまでの物語。なんて簡単にまとめてしまうと怒られるかもしれないが、凡庸なストーリーです。でも、これでイイんです。パンク音楽にテクニックが不要なのと同じように、パンクな小説に凝った技巧は不要です。声をかぎりに叫べばいいんです。書きなぐりゃいいんです。わかる人にしかわからん、というかわからんでもエエんです。I Can’t Get No Satisfaction(←パンクじゃないですが)明日は厚底のラバーソールで出勤だ~!2014/11/24
橘
9
とても疾走感があって面白かったです。ミシンの繊細さが痛いほどでした。ミシンも傘子も愛おしいです。死怒靡瀉酢のライブシーンを読んで、ライブにすごく行きたくなりました。わたしもまたギター始めるかなぁ。2014/02/18
negai
4
ミシンはあれで終わりだよね。と多くの人が思っているだろう作品が、どう続くんだろうという興味で読んだ。良い感じにまとまってるんだけど、優しい世界になっちゃったな。ひりつくような感じを残してほしかった。2014/11/18
しば
4
2人が恋しくて再読。ミシンが生きていてくれて良かったし、傘子の変わらなさにも、安心。プチ・エス。悶々とする傘子は微笑ましい。ミシンは強くて脆い。ギターが全く弾けなかった傘子がライブで循環コード弾いちゃったりするところでどうしても、泣く。2014/07/12
夜兎
4
しばらく読んでいないし、先日バンギャ趣味を満喫してきた余韻で読書。ライブに行きたくなるし、楽器も弾いてみたくなる(弾けないけど…)。出てくるお洋服一つ一つを想像して楽しみました。解説は宮木あや子で、お得な気分に。2013/12/23