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内容説明
28歳で土佐藩を脱藩し、33歳で暗殺されるまでのわずか5年間で日本を大きく変えた革命児・龍馬の人間観、世界観、人生観。土佐の町人郷士の次男として生まれた龍馬。当時の土佐藩は、他藩以上に身分差別の激しい土地柄であった。同じ侍の中でも上士と呼ばれる層と下士と呼ばれる層には毅然とした差別が存在しており、龍馬の生まれた坂本という家は、藩老福岡家の預かりではあったが、あくまでも下士に属する層であった。龍馬が脱藩して自由な志士になった経過には、こういう差別の手かせ足かせが多かった土佐藩に嫌気がさしていたこともあっただろう。そして龍馬は脱藩した。龍馬に魅了された精鋭なる人々と幕末の混乱した時代を拓く新しい鉱脈を求めて“第三の道”を発見する。行動の人、愛の人、そして人生の師、坂本龍馬の人間学。
目次
まえがき なぜ、いま改めて龍馬か―二十一世紀に生きのこる“第三の道”
第1章 自己変革の土壌を耕し続けた龍馬
第2章 独創的な人間関係を確立した龍馬
第3章 経済を重視した龍馬
第4章 自分の魅力を自分でつくりだした龍馬
第5章 複眼でものを見つづけた龍馬
第6章 理想主義と現実主義を一致させた龍馬
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジェンダー
38
龍馬のような生き方はなかなか出来ないと思う。特に徳川幕府が瓦解していて薩摩や長州がイニシアチブをとろうしていた時代が良かったのといろんな人の出逢いにより可能だったように思う。普通両方の間にたって妥協点見出そうとするのは簡単なことではないし特に現代は既得権益に縛られている人が多過ぎて耳を貸そうとする人はいないと思う。龍馬の誰にも嫌われないという能力があってこそ出来る事だと思う。もちろん現代にも通ずる物もあるけれどこれを現代に応用しようとするのは危険極まりないしここまで勇気のある人はいないと思う。2014/08/27
とみやん📖
8
三十年以上前の本だが、面白い。 坂本龍馬の魅力や功績を、著書独特の視点と表現でまとめている。勝海舟、横井小南、高杉晋作、西郷隆盛など、龍馬を大きく育てたのは、彼が知遇を得た偉人たちなのではないかと思った。 柔軟な思考と視野の大きさ、人間的な魅力など、明治維新期の最大の偉人だったのは間違いないようだ。そんな龍馬も明治三十年代まで世間では無名だったとは!これも驚いた。2018/05/27
雨巫女
2
本当に、龍馬さんの最大の失策は暗殺をされた事かもしれない。2009/05/27
夢仙人
1
龍馬の新しい裏面を教えてくれた。2015/08/02