内容説明
沖縄生まれの勇作は、両親の顔を知らずに祖父のもとで育てられた。祖父に教えてもらった空手を頼りに単身ニューヨークに渡り、道場破りを生活の糧とした。そんな勇作だが、情に脆く、女にはめっぽう弱い。帰国後、押し切られるようにして婿養子に入り、妻の勧めで空手道場をオープンする。だが、門下生は集まらず、舞い込んでくるのは商店街の人たちの厄介な相談事ばかりで……。涙と笑いが交錯する市井人情小説の傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Dai(ダイ)
22
マンガチックな表紙と軽いタッチの文体に騙されそうになるが、内容は割りとシビア。離婚、不倫、死別、経営難、事故による障害と能天気な話ばかりではない。一冊を通してのテーマは闘い、と言うことになろうか。空手家の話なので男対男の闘いはもちろんのこと、男対女、生活全般、人間は誰しも毎日闘いながら生活しているのである。サラリと読めるが分かる人には分かるはず。2015/01/16
roomy
19
ライブラリー本。時間はつぶせたけどすぐに忘れてしまいそうなお話でした。2014/09/29
Pon
3
星42021/02/04
いが栗坊主
3
読了。なんか期待はずれでした。ほのぼの人情、、なんかな、、誰ひとりはっきり道筋がないまま終わってしもた。2014/11/30
OnStack
3
★★ ラストの盛り上がりに欠けるのと、色々と不完全なまま終わった感じで物足りない。作品を通して伝えたい一つがぼんやりしてた。2014/09/11
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